昨日、バスの中で、高齢女性が若い男性に席を譲る(譲られるでなく譲る)という、まさかの逆パターンを目撃した。
このヘルプマーク、皆さまはご存知でしょうか?
ここまで偉そうに書いてしまいましたが、私は1年前までは、その存在さえ知りませんでした。
いたって健康な若者の中には、このマークが可愛いから、オシャレだからとアクセサリー感覚でバックに付け、ファッションの一部にしてるというではありませんか!
そして、さらに強者もいます。
その若者は障害があるわけでもなく、いたって普通の青年だった。
「けっこうですよ」と断ったので、高齢女性は再び席に座った。
え〜っ?何なの? 暫く理解できなかったが、若者がちょっと動いたら、リュックに赤い「ヘルプマーク」が吊るさがってるのが見えた。
そうか!
このマークをいち早く見つけて手を差しのべたとはお優しい方なんだな。
この光景を見て、ヘルプマークがすっかり老若男女を問わず浸透してると実感した。
このヘルプマーク、皆さまはご存知でしょうか?
実は、私、お恥ずかしながら1年前に初めて知りました。
こちらのブロガーさんも持ってる方が沢山いらして、時々ブログを拝見してます。
***ヘルプマークとは***
外見は健康に見えても、病気や障害のある人が援助や配慮が必要な事を知らせるサインです。
年齢に関係なく、若い人でも付けてますし、パニック障害などの精神的な病、初期の妊婦さんも付けてる人がいます。
ですから、バス電車内で、このマークを付けてる人には席を譲ることが暗黙のルールになってます。
これは、大切なSOSのマークなのです。
ここまで偉そうに書いてしまいましたが、私は1年前までは、その存在さえ知りませんでした。
もう何年も前から、このヘルプマークは定着してると知り、私はすっかり社会のトレンドに乗り遅れてしまったようで、置いてけぼりにされたような、焦りと寂しさを感じました。
私が知るきっかけになったのは、TVのある特集でした。
これは、ヘルプマークについての特集ではなく、そのマークを乱用する若者達の困惑について取り上げたものでした。
いたって健康な若者の中には、このマークが可愛いから、オシャレだからとアクセサリー感覚でバックに付け、ファッションの一部にしてるというではありませんか!
これじゃあ、本当にヘルプが必要な若者は大迷惑です!
それ以来、若者が付けてると、必要ある人なのか、ただのアクセサリーなのか判らなくなりました。
私、とっても怒ってます!!
しか〜し、私のように、この特集を観なければ今でも知らなかった人は多いでしょう。
テレビの影響は絶大ですからね。
そう思うと、皮肉にも、そんな困った若者達は、ヘルプマークを広めるのに一役買ったというわけでもあります。
(利用者さん、ごめんなさ〜い!)
そう思ったら、私の怒りも少しクールダウンしてきました。
そんな若者もいつかは、恥ずかしい事をしたと気づくことでしょう。
怒るな! 怒るな私!
が!!!
このヘルプマークを乱用どころか悪用する輩がいるのです。
満員電車で座りたいが為に、これを不正受給して身に付けて乗り込み、ちゃっかり座ってしまうそうです。
これは病気、病気詐欺です。
いや〜、これには怒る!怒る! 激おこだ!
そして、さらに強者もいます。
ヘルプマークをちらつかせて、ナンパの道具として利用。
フリマサイトでの売買
言葉に出せないような事を、使用者に投げ掛ける..etc
もうホントにざけんなよ‼
なぜ私が他人事で、こんなに怒るかと言えば、ヘルプマークを付ける日をシュミレーションしなければならない年齢になったからです。
助けてくれる人がいる一方で、見捨てる人もいるのが現実のようですね。
誰でも簡単に手に入りやすいのも問題です。
まだまだ課題がありそうです。