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本と音楽とねこと

UB40,"Who You Fighting for"(2005)

わたしがレゲエの魅力にとりつかれたのは、高校生のとき、Jimmy Cliffが主演した"The Harder They Come"を観たのがきっかけだったように記憶している。レゲエのHeart Beatにはまりにはまって、大学生のときは、バイト代のほとんどを、レコードを買いあさるのに費やした。
 レゲエは、本場ジャマイカだけでなく、イギリスやアフリカ諸国でも奏でられてきた。UB40は、Aswadと並ぶブリティッシュ・レゲエの老舗バンドで、その活動歴は4半世紀以上にわたる。
 UB40は、デビュー盤の"Signing Off"(1980)で、重厚なリズムに軽妙なスカのノリを挟み込んだ、おそらくもっとも洗練されたレゲエをすで完成させていた。その独創的な音楽性は、辛辣なメッセージとともに、パンク・ロックにも大きな影響を与えた。
 この最新作は、かつてのようなラディカルさは影を潜めているものの、Ali Campbellの歌声は以前と変わらぬすばらしさだし、リズム・セクションもタイトにびしっと決まってる。ジャマイカの泥臭いレゲエとは違った、洗練されたポップなブリティッシュ・レゲエの魅力を堪能できる一枚である。

Track List
1.Who You Fighting For?
2.After Tonight
3.Bling Bling
4.Plenty More
5.War Poem
6.Sins of the Fathers
7.Good Situation
8.Gotta Tell Someone
9.Reasons
10.One Woman Man
11.I'll Be On My Way
12.Kiss and Say Goodbye
13.Things You Say You Love


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