過去半世紀ほどの間に、高齢者介護をめぐる家族の問題状況がどう変わってきたのか。印象的な事例や統計資料から、高齢者への虐待やネグレクトの現代的要因ともども、明確に浮かび上がってくる。
目次
第1章 親に依存する同居中年シングルたち
「親ものんき」と思われて/このままギリギリまで行ってしまうと思う/息子に本音を言いにくい…
第2章 介護を担うシングル息子の孤立と孤独
介護する息子に話を聞いて/ある50代前半の息子の例/閉ざされる仕事への道…
第3章 シングル息子の介護と「金縛り」
仕事を続けながら介護するHさん/兄に対する態度と違う/娘が頼る親の年金…
第4章 娘家族・息子家族と親の関係はどう変わったか
いまどきの学生の結婚観/自分の親を優先したい理由/親の考えは娘にどう影響しているか…
第5章 夫が妻を介護するとき
「夫に介護してほしい」/仲が良くない夫婦間の介護/介護する夫の2つのタイプ…
第6章 希望はあるか―同居家庭内ひとり暮らしの孤独を超えて
息子夫婦との関係が突然壊れて/生き抜く力を支えるもの/人生90年時代に…
「無縁社会」時代の介護を考える。他人事ではない問題を、鋭く、あたたかい眼差しで描く。
最新の画像もっと見る
最近の「本」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事