あと数年もすれば、「団塊の世代」が寿命を迎え、大量死の時代が到来する。病床は足りず、病院が延命処置をする余裕はなくなり、否応なしに、在宅死を迎えざるをえない人々が増えるだろう。
在宅死に必要なのは、セデーション、緩和ケア、そして看取る者が腹を括って冷静に死を受容することだろう。
人間が死に至る過程についての、医学的な知見は、死にゆく者も看取る者も知っておきたいところだが、それに加えて、日本でも、本書で紹介されている(台湾の)臨床宗教師が死に立ち会うしくみができれば、逝く者も看取る者もより安心して死を受容することができるだろう。
死の間際、人の体と心はどう変わるのか?自宅での看取りに必要なことは?現役看護師の女性僧侶が語る、平穏で幸福な死を迎える方法と、残される家族に必要な心の準備。
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