弱冠20歳でリリースした'Songs in A Minor'には度肝を抜かれたが、本アルバムには、'Songs in A Minor'や'The Diary of Alicia Keys'に漂っていたぴりぴりした緊張感がない。さびの部分に突入する前の一瞬の静寂や、ピアノの旋律とのエロティックな絡みに萌えに萌えてただけに少し残念な気がするんだが、あいかわらず楽曲のクオリティはテラ高いし、いい意味でも悪い意味でも熟成したな、そんな感じだ。