'World Values Survey'と'International Social Survey Programme'には、数々の有益な国際比較データが蓄積されているが、本書では、これらのデータソースから、さまざまな価値観を国際ランキングで示し、自身の海外体験も織り交ぜながら、なかなか興味深い解説が加えられている。相対的な視点から、固定観念をデータでくつがえしてくれるおもしろい試みだ。
目次
第1章 国や政府に関する価値観
(自国に対する意識
政府・メディアに対する信頼感 ほか)
第2章 人生に関する価値観
(人づきあいに関する意識
冒険・ギャンブルに対する意識 ほか)
第3章 家庭や子供に関する価値観
(結婚に対する意識
不倫、同性愛に対する意識 ほか)
第4章 経済活動や働き方に関する価値観
(競争、格差に関する意識
労働時間に関する意識 ほか)
第5章 科学や自然に関する価値観
(科学技術に関する意識
ICT(情報通信技術)の利用と意識 ほか)
愛国心、家族、人生、仕事…「価値観」という指標に立てば日本人は世界で何位にあり、それは何を意味するか。異色の日本人論。各国横断の共通調査を爼上にのせ、その結果をランキング表形式で紹介しながら、日本人の見方や考え方の独自性について分析する。
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