アマゾンのカスタマーレビューでは「まず結論ありき」で書かれた「真剣に読むものではない」本として酷評されているが、「まず結論ありき」のどこがいかんのかよおわからんな。どんなに緻密な調査をやっても、目の付け所が悪ければ、結果はぼろぼろなわけだし、本書が、いい加減なフィールドワークと統計データの恣意的な解釈で粉飾されているとしても(わたしはそうは思わないが)、読むに耐えられない、緻密であるけれども凡庸なマーケット調査のレポートより、数倍は面白いと思うぞ。わたしは、世代論、消費社会論、サブカルチャー論としては、けっこうイケテルと評価している。
『下流社会』の著者がその原点と語る「若者がわからない人」必読の名著を文庫化。なぜ、彼らは地べたに座り、路上で食べ、「ゆるい」人生を好むのか?家族の夢の場所であった郊外でなぜ犯罪が多発するのか?朝シャン、ブランド好きの「新人類」とは決定的に異なる「真性団塊ジュニア世代」の行動様式を鋭く分析。
(「BOOK」データベース)
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