見出し画像

本と音楽とねこと

マイホームレス・チャイルド

三浦展,2006,『マイホームレス・チャイルド―下流社会の若者たち』,文藝春秋(文庫,¥650,初出2001)'07.3.7・・・
 アマゾンのカスタマーレビューでは「まず結論ありき」で書かれた「真剣に読むものではない」本として酷評されているが、「まず結論ありき」のどこがいかんのかよおわからんな。どんなに緻密な調査をやっても、目の付け所が悪ければ、結果はぼろぼろなわけだし、本書が、いい加減なフィールドワークと統計データの恣意的な解釈で粉飾されているとしても(わたしはそうは思わないが)、読むに耐えられない、緻密であるけれども凡庸なマーケット調査のレポートより、数倍は面白いと思うぞ。わたしは、世代論、消費社会論、サブカルチャー論としては、けっこうイケテルと評価している。

『下流社会』の著者がその原点と語る「若者がわからない人」必読の名著を文庫化。なぜ、彼らは地べたに座り、路上で食べ、「ゆるい」人生を好むのか?家族の夢の場所であった郊外でなぜ犯罪が多発するのか?朝シャン、ブランド好きの「新人類」とは決定的に異なる「真性団塊ジュニア世代」の行動様式を鋭く分析。
(「BOOK」データベース)

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「本」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事