本作は、ベーシック・インカムや地域通貨の議論のなかで参照されることが多い、児童文学の傑作であるが、グレーバーの『ブルシット・ジョブ』の主張とも通底するところが大きい。
われわれの生き方、働き方、消費生活のあり方に対する鋭い問題意識が、ファンタジー小説というかたちでみごとに表現された不朽の名作といえる。
町はずれの円形劇場あとにまよいこんだ不思議な少女モモ。町の人たちはモモに話を聞いてもらうと、幸福な気もちになるのでした。そこへ、「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄ります…。「時間」とは何かを問う、エンデの名作。小学5・6年以上。
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