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本と音楽とねこと

ホームレス中学生

田村裕,2010,『ホームレス中学生』幻冬舎('18.2.4)

 突然に、父親の家族解散宣言とともに、公園での野宿生活をはじめた中学生。知恵を絞って生きぬいていくなかで遭遇する出来事が、おもしろおかしく綴られている。
 しかし、子どもが公園で野宿していたら、住民が警察や児相に通報して保護されるのがフツーだと思っていたが、そうでもないんだな。本書で語られる挿話は面白く印象に残るんだが、こんなことがまかりとおる地域社会の実情に戦慄した。

目次
衝撃の解散劇
公園生活がスタート
空腹の果てに…
ウンコのオバケと呼ばれて…
野良犬とのガチンコ勝負
Tシャツとの悲しい別れ
掛けられなかった電話
人生を変える奇跡的な出会い
兄姉それぞれの苦労
あっけない再会〔ほか〕

父親の解散宣言で、13歳の僕は突然家を失う。そんな僕の新しい家は公園のウンコ形遊具の中。雨で体を洗い、食べられるものはないか色々試す。そんな中で手を差し伸べてくれるたくさんの人、兄姉、友達。そして改めて考えるお母さんの事、人と関わるという事。いつしか描いた芸人という夢…。大ベストセラーとなった笑って泣ける貧乏自叙伝。

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