R.イングルハートの「静かなる革命」論、広井良典の「定常型社会」論等、本書で言及されていることには、すでに散逸的に指摘されてきたものが多い。
新味はなくとも、未来社会の有り様を俯瞰する議論には共鳴できる点が多いこともたしかだ。
こういう本が広く高校生に読まれたら、社会学の人気も少しは出るかもと夢想した。
曲がり角に立つ現代社会は、そして人間の精神は、今後どのような方向に向かうだろうか。私たちはこの後の時代の見晴らしを、どのように切り開くことができるだろうか。斬新な理論構築と、新たなデータに基づく徹底した分析のもとに、巨大な問いに改めて正面から応答する。前著から約十年、いま、新しい時代を告げる。
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