また聞きした、東日本大震災被災者の心霊体験を紹介するだけであれば、とんだ駄作になったところ、本書では、東北の地での民間伝承を紹介しながら、また、死者や被災者の心情をくみとりながら、ていねいに叙述をすすめているのが、評価できるように思った。
目次
迫りくる危機と虫の知らせ
生死を分けた不思議なできごと
「私に気づいて」という訴え
「この子だけでも」という切なる願い
あの日に帰りたい
止まった時間
「私たちは生きているのでしょうか」
復興が気になる霊たち
未曾有の災害と「幽霊」体験。亡き人を身近に感じ、ともに生きる“スピリチュアルな復興”の記録。昔話や民間伝承と重ねて、「死者の声」に寄り添う試み。
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