
石川結貴,2017,『スマホ廃人』文藝春秋.(5.4.2018)
スマホは、超小型オンライン電子機器として、さまざまなアプリを活用して、退屈な日常をやり過ごし、ときには幼子の退屈をスマホのゲームや動画でまぎらわせ子育ての負担を軽減することもできる。
しかし、スマホへの過度の依存は、対面コミュニケーションの積み重ねによる社会性の獲得に支障をきたし、「廃人」のレベルになると、生活破綻に至ることになる。
スマホのアプリにできることなど、たかがしれている。他者との対面コミュニケーション、読書、ボランティア活動やスポーツ活動等のほうが、より高い身体的心理的充足感を獲得することができる。人生をとことん楽しむためにも、5インチ程度の小さな画面を覗き込む時間は減らしていくにこしたことはない。
目次
第1章 子育ての異変
第2章 スクールカーストとつながり地獄
第3章 すきま時間を埋めたくなる心理
第4章 エンドレスに飲み込まれる人々
第5章 「廃」への道
最新の画像もっと見る
最近の「本」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事