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本と音楽とねこと

【旧作】ファストフードが世界を食いつくす【再読】

エリック・シュローサー(楡井浩一訳),2001,ファストフードが世界を食いつくす,草思社.(6.22.23)

 マクドナルド等のハンバーガーのパティは、食肉処理場の流れ作業で製造されるが、その処理現場での労働の過酷さ、多発する労災事故(とその隠蔽)に驚く。
 プレイランドや広告で子どもを惹きつけ、味覚をファストフード嗜好に仕立て上げて、一生、ファストフードの奴隷とし、健康を破壊する、食中毒、環境破壊の問題ともども、看過できない問題だ。
 現在の食肉処理場の実態が気になる。新たなルポルタージュが読みたい。

拡大と成長をつづけるファストフード産業。だが、その成功をもたらしたマクドナルド方式によって、アメリカではさまざまな分野に荒廃が広がりつつある。労働力を使い捨て、食の安全を切り捨てる。あるいは香料の魔術でわれわれの健康を脅かし、農業を崩壊させていく。自由市場経済、グローバリズムを喧伝し肥え太る一方のファストフード業界。その戦略の全貌を、緻密な取材と圧倒的筆力で描き出す、全米ベストセラー・ノンフィクション。

目次
創始者たち
信頼に足る友
効率優先の代償
フランチャイズという名の甘い誘惑
フライドポテトはなぜうまい
専属契約が破壊したもの
巨大な機械の歯車
最も危険な職業
肉の中身
世界的実現
お好きなように

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