わたしは、死を誰かに看取ってほしいとは思わない。しかし、死体がどろどろに溶けて、特殊清掃業者の手を煩わせるようなことにはなりたくない。
ならば、どうすればよいのか。自治体が社協に委託して「支え合いマップ」をつくるもよし、高齢の知人同士で「みまもりCUBE」を利用するもよし、「猫町倶楽部」等のボランタリーアソシエーションに参加して孤立しないようにするもよし、本書で紹介されているさまざまな「孤独死」防止のための取り組みはどれも有効なものばかりである。
孤独死の事例紹介に始まり、孤独死防止の手立てを論じた本書は、実に興味深く、我が身の最期に責任をもつためにもとても役に立つ内容だ。
目次
第1章 孤独死予備軍1000万人の衝撃
第2章 遺された家族の苦悩
第3章 セルフ・ネグレクトと孤独死
第4章 支え合いマップで孤独死を防げ!
第5章 ITは孤独死を防止できるか
第6章 「一人で生きること」と孤独死の間にある大きな溝
昨日、親と、子供と、電話しましたか?誰にも看取られずに亡くなり、死後しばらく発見されない孤独死。時間が経てば経つほど、遺体の損傷は激しくなる…。一人暮らしの高齢者だけが危ないのではない。地域、会社、友人、様々な縁から切り離された若い世代にも、数百万単位の孤独死予備軍がいる!これは他人事なんかじゃない!!
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