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本と音楽とねこと

働くということ

ロナルド・ドーア,2005,働くということ,中央公論新社.(8.17.2020)

 文章が堅く読みにくい。編集、校正がずさん だな、ちょい残念。
 読了して、これまで研究してきたことを、総おさらいした気になった。
 IMFや世界銀行はアメリカ合衆国政府の出先機関。さすがはドーアさん、はっきり言いきっている。

目次
第1章 労働の苦しみと喜び
あなたの不安が私の平和を脅かす
グローバリゼーション ほか
第2章 職場における競争の激化
効率は市場競争から
成果主義 ほか
第3章 柔軟性
イギリスの一つの誇り
労働市場の柔軟性 ほか
第4章 社会的変化の方向性
何が公正か
力の次元 ほか
第5章 市場のグローバル化と資本主義の多様性
逆転の可能性
標準を押し付けること ほか

二〇世紀の終わりまでに、私たちはみな週五時間程度だけ働くようになっているだろう―。ケインズの八〇年前の予言は見事に外れた。先進諸国でも、経済競争力強化を理由に労働時間の短縮は進んでいない。グローバリゼーションが加速する中、所得の格差も急速に拡がりつつある。雇用機会や賃金において拡大する不平等に歯止めはかかるのか。半世紀にわたって「働くということ」の意味を問いつづけてきた思索の到達点。

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