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1食で脂質1日分の揚げ物も…厚い衣は要注意

 お総菜の揚げ物がやばいのは、わたし自身が体験上よく知っている。
 10年ほど昔のことだったろうか、当時、岡山は倉敷に住んでたわたしは、勤務先からの帰途、幹線道路脇にある生協の店舗で、よく揚げ物のお総菜を買って帰っていた。また、当時ピーナッツが好物の一つで、休みの日は際限なくポリポリ食べていた。その結果は激太り。当時の体重は現在より15kgほど重かった。あんな食生活続けていたら、高脂血症でぶっ倒れていたかもしれない。
 幸い、加齢のためか、揚げ物もピーナッツもさほどほしくなくなった。脂質の制限は健康のための最優先条件なのかもしれない。

1食で脂質1日分の揚げ物も…厚い衣は要注意
 総菜として販売されている揚げ物は、1食で、脂質量の1日の摂取目安に達している商品のあることが7日、国民生活センターの商品テストでわかった。
 揚げ物の脂質の70%が衣に吸収された油で、同センターは「生活習慣病予防のためにも、衣の薄いものを選ぶべきだ」と注意を呼びかけている。
 テストの対象になったのは、「コロッケ」17銘柄、「ロースカツ」11銘柄、「ヒレカツ」7銘柄、「エビフライ」5銘柄の計40銘柄。コンビニやスーパー、デパート、弁当・総菜専門店で購入した。
 1食当たりの脂質量は、コロッケ(2個)が平均30・4グラム、ロースカツが同38・3グラム。コロッケ1銘柄、ロースカツ3銘柄で、1食で、1日の摂取目安(女性30~49歳)の44~56グラムに達していた。
 手作りで調理した参考品に比べると、衣の量はコロッケが18%、ロースカツが16%、ヒレカツ26%、エビフライ20%といずれも多かった。
 揚げ物全体の脂質量に占める衣中の脂質の割合はコロッケが平均65%、ロースカツが同64%、ヒレカツが同86%。揚げ物の平均では70%に達した。
(2007年2月7日22時45分 読売新聞)

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