「恋はみずいろ」…指揮者ポール・モーリアさん死去
【パリ=島崎雅夫】「恋はみずいろ」「エーゲ海の真珠」などのヒット曲で知られるフランスの指揮者で作曲家ポール・モーリアさんが3日、仏南部のペルピニャンで死去した。
81歳だった。死因は不明。4日、関係者が明らかにした。
仏南部マルセイユに生まれ、パリで育った。イージー・リスニングの元祖となったグランド・オーケストラを率いる一方、シャルル・アズナブールらの歌手のために数多くの曲を編曲した。特に、日本で人気が高く、日本でのコンサート回数は1200回に及んだ。
モーリアさんは、自らの名前を冠したグランド・オーケストラを率い、1969年以来、毎年のように来日コンサートを開いた。池田満寿夫監督の映画「窓からローマが見える」の音楽を担当、シンガー・ソングライターの来生たかおさんと共演するなど、日本と縁の深い音楽家でもあった。
「日本は第二の故郷」と語り、95年には阪神大震災の被災者支援にと、四重奏によるチャリティー・アルバムも制作している。
(2006年11月4日23時54分 読売新聞)
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