オーディオ機器にもとめるのは、「原音に忠実」であることだ。それに加えて、「狭く定位し鋭く硬い」音か、「音場が広く立体的で柔らかい」音か、ここで好みがわかれる。
換装前のUSB DACの音は前者で、聴き疲れがするところがあった。今回導入したTeac UD-505は後者の音で、アップサンプリングをDSD 512に固定している効果により音はさらにまろやかになって、音楽聴きながら読書するなど、もっぱらながらリスニングしかしないわたしとしては、さらに換装して正解であった。正座して音楽聴くわけでもなし、「音が良すぎる」のも問題なのだ。わたしの経験上、ES 9018Sは前者、旭化成AK-4499とAK4477とは後者の音と、DACチップの違いが如実に表れていたように感じる。
UD-505に、クロックジェネレーター、aune audio XC1をかませたのも功を奏した。「音場が広く立体的で柔らかい」にもかかわらず、音がぼやけず音の全体像がしっかり定位する。
Linux Mint搭載のPCでレイテンシーを限界まで短縮した「原音」をDACに送り出し、「ゆったり」系にあじつけられたDACの音をaune audio XC1で正確無比にROKSAN Caspian M SERIES-1に送り出して、Caspianがその限りで「鋭く硬く」音をパワーアンプに送り出す。ここいら辺の組み合わせの妙が、今回の換装のもっとも大きな成果といえる。
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