河野秀忠,2007,障害者市民ものがたり──もうひとつの現代史,日本放送出版協会.(5.28.2022) 関西での障害者解放運動で重要な役割を果たしてきた、故河野秀忠氏が、軽妙でユーモアあふれる筆致で、運動の歴史を振り返る。 社会運動は冬の時代が続く。障害者解放運動もしかり、である。 これからも、血気あふれる抗議活動は起こらないだろうが、静かに、残り火のように燃え続ける抵抗の精神は絶やさないようにしたいものだ。