見出し画像

本と音楽とねこと

子どもの貧困連鎖

保坂渉・池谷孝司,2015,『子どもの貧困連鎖』新潮社('18.2.4)

 極度の貧困状態におかれた子どもの事例は、本書も含めて、数多く紹介されている。
 とはいえ、新たな事例を知るたびに、そのあまりの深刻さに驚き、子どもの貧困が放置されている現状に憤りを感じる。
 こうした地道な取材にもとづくルポルタージュはいくらあっても良い。少しでも多くの人々が、この国で起こっている異常な事態に気付くことが大切だ。

目次
第1章 お金なくても学びたい
第2章 貧困の連鎖断ち切れ
第3章 保健室からのSOS
第4章 幼い命育む砦に

公衆トイレで寝泊まりする女子高生。朝食を求め保健室に列をなす小学生。車上生活を送る保育園児…。日本の子どもの6人に1人が貧困状態にある。親に経済力が無ければ子の人生はスタートラインから差が付く。蟻地獄のように抜け出せない貧困の連鎖。苦しみの中、脳裏によぎる死の一文字―。現代社会に隠された真実を暴く衝撃のノンフィクション。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「本」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事