朝までシトシト降ってたんですね....濡れてる。
昼間も霧雨...
デスクワークと、収穫のみの一日でしたが、
のらぼう菜は、茎が細めに切り替わってて、
狙い通りの収穫になりました。
ネギ坊主も大量収穫、出荷できます。
でも...夏野菜が始まるまでの、
つら〜〜い時期ですからね、
ニンニク、ソラマメ、タマネギ、キヌサヤエンドウ、
今年はどうなんでしょうか?
少なくとも、ソラマメはヤバい...厳しいです。
採種が3年経ってるのかな?
一寸ソラマメはギリギリ頑張ってますが、
昨年からの品種2つは、
最後の寒さに耐えられなかったようで、
ここ最近は厳しい姿になったり、
おしまいかな?...も、あります。
採種さえ出来れば、それでも良いです。
頑張れ!
育苗スペースでは、
色々と野菜を育ててタネをとってますが、
その中に、紅菜苔があります。
菜の花の一種で、中国野菜として知られてますが、
原産はヨーロッパらしいです。
色々と栽培してる、あるいは過去に栽培してた、
いろんな菜の花がありますが、
栽培数を増やして、たくさん出荷してますので、
今季から自家採種を行ってます。
この野菜(紅菜苔)が他の野菜と混ざって、
別の野菜になってしまう交雑(F1)は、...
【アブラナ科 アブラナ属】で染色体数10のグループ
アブラナ(在来油菜) 、カブ、コマツナ、ノザワナ、ハクサイ、マナ、ヒロシマナ タイサイ、
ユキナ、チンゲンサイ、パクチョイ、タアサイ、キサラギナ、ヒサゴナ、ミズナ、京菜、ミブナ、
菜心(サイシン)、紅菜苔、イエローサルソン、ブラウンサルソン
これらの野菜だそうです。
アブラナ科の野菜は、
簡単に交雑してしまうし、とても厄介なのですが、
私の畑で栽培してるのは、...
アブラナ(在来油菜) 、菜心、紅菜苔の3種類。
近くの畑で栽培されてる中に、
染色体数10のグループの野菜が無く、
花を咲かせて無ければ簡単に採種ができる。
となる訳ですが、...
栽培されてる可能性が高い野菜が多いのですが、
有難い事に、紅菜苔の花の咲く時期がとても早いのです。
もっと早い菜心(サイシン)は、年末までに栽培が終わり、
その直前から、紅菜苔の収穫が始まります。
今季、菜心(サイシン)の栽培は、
あまり芳しい結果ではありませんでしたが、
採種が済んでますので、
再度、自家採種の種で栽培を行ってみます。
晩秋から菜の花がいっぱい出荷できると
有難いですからね。
そして、次に採種できるのが紅菜苔。
A、C畑でも栽培して、自家採種を行ってますが、
A畑は生育が悪く、受粉も厳しいかも?
苗の植え付け自体も、かなり遅かったですが、
虫が見当たらないし、サヤが膨らみません。
C畑は、立派な株が育っており、
花もいっぱい咲いてて、
周りに危険な作物は見当たりませんでした。
ただし、1km以上離れてないと、
交雑の危険があるらしいです。
防虫ネットなどで囲ってないのですが、
この時期に花が咲いてなかったので、大丈夫かも?
今年の、採種した種からの栽培で、
どのように変わるのか、とても楽しみですが、....
一番楽しみにしてるのが、
育苗スーペースに、一株だけ現れた、”緑色の紅菜苔”。
これが、採種された時に交雑した種が混ざってたのか?
それとも、突然変異で現れた個体なのかは分かりません。
とりあえず栽培して採種中です。
運良く、育苗スペースに植えられたので助かってますが、
奇跡も奇跡ですね。
写真と共にご紹介しましょう。
苗を植え付けた時には違いが無く、
全く気づきませんでしたが、直ぐに変化が...
左は正常ですが、右は緑色。
この時点で、色以外の違いは少なく、
交雑、もしくは突然変異を疑いました。
真上からのUP。
僅かに、違いがある様にも、...
微かに、紅菜苔の色の名残りが...
数日後、かなり違いが出て来ました。
葉の、こんもり感が....違う。
ボリュームがありますね。
紅菜苔の花。
緑色の個体の花。
かなり、違いがあります。
脇芽が数本あったので、収穫して試食。
明らかに、紅菜苔とは違い、
他の菜の花みたいな形。
こちらの方が、ボリュームは出ますね。
赤丸部分で切って、その場で食べてみましたが、
のらぼう菜の最初の摘心分みたいに、柔らかくて甘い!
その後、軽く茹でた試食分も、
とても美味しかったので、
さらに....自家採種に向け、力が入りました。
霜が降りて真っ白。
葉がカッチカチに凍ってて、パリッとなるので、
解けるまで待ち、確認しましたが、
正常な紅菜苔同様に問題なし。(左端のみが、緑の紅菜苔)
隣の正常な紅菜苔が無い方が、
この緑の個体が綺麗に採種できそうですが...
元々が、他家受粉(自分の花粉では受粉できない)の野菜ですので、
正常な紅菜苔を残してあります。
他家受粉のままの可能性が高いからです。
この場所は、他の畑と違って、
もの凄くミツバチの来客が多いので採種に向いてそうです。
そのお陰で、サヤがプックリと膨らんでます。
一つ中を確認しましたが、
小さな種がしっかりと入ってました。
問題は、これが発芽するのか?
どの様な姿で生長するのか?
今と同じ様な個体が現れてくれると有難いです。
とりあえず、この緑の個体の種だけを一つの畑に蒔いて、
種を固定化できればと考えてます。
のらぼう菜なのような個体であれば、
とっても有難いですが、....それは無いでしょうね。
つい...うっかりですが、
写真の数ほどの種は要らないので、予備を含めた数本を伸ばして(残して)、
残りは収穫した方が、むしろ樹に負担が少なく、
種が早く充実するかもしれませんね。
<追伸>
冬の間に、車を止められる道路で、
広葉樹の落ち葉を確保できる場所を見つけました。
集めて腐葉土作りをする予定でしたが、
時間が無くて、次回に持ち越しです。
木のある場所で作らないと、キノコの菌がいません。
(シロアリかキノコの菌でないと分解できないそうです。)
場所の確保に手間取ってるうちに...でした。
コメント一覧
最新の画像もっと見る
最近の「日々の日記」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事