講師:ゆず
3連リズム=1拍を3つに割ったリズム
例:ドラえもんの歌
栞のテーマ(サザンオールスターズ)
リルラリルハ(木村カエラ)
3連リズムが曲にあたえる効果
*最後の音符が前のめり効果を生みリズムを横に転がしていく
*3連リズムの前のめり効果は曲に推進力をあたえる
*音がひとつ多くつめこまれることでエモーショナルになる
<実験>亀田専門学校校歌
*3連リズムが入ることで曲が軽やかになる
3連リズムは日本古来のリズム?
*おはやしリズム
*3連は日本人の体になじんだリズム
おはやしリズム(3連リズム)に様々な音色を乗せてみよう!
*3連リズムは体を自然に揺らす
3連リズムの効果的な使い方
ポイント①「メロディーの余韻をたっぷりとる」
例:SWEET MEMORIES(松田聖子)
君といつまでも(加山雄三)
*メロディーの余韻が情景を思い起こさせる
*3連だからこそメロディーの余韻が引き立つ
3連リズムと日本語との相性
*「あなた」「わたし」など3文字の日本語をはめやすい
ポイント②「歌詞をつめこむ」
例:嗚呼、青春の日々(ゆず)
卒業(尾崎豊)
*詩をよむように歌えるため思いを乗せやすい
*歌詞が字余りでも3連リズムならつめこむことができる
*言葉をつめこむことでほとばしる青春感が生まれる
ポイント③「シャッフルビート」
♪シャッフルビート=3連の真ん中の音符を抜いたリズム
例:冬がはじまるよ(槇原敬之)
*シャッフルビートは跳ねながら前に向かう強い推進力を持つ
*伸ばす音とシャッフルビートを組み合わせることでメリハリが生まれる
ゆずが選ぶ3連リズムの名曲
君は天然色(大瀧詠一)
罪と罰(椎名林檎)
*情念を込めた3連が曲の色を濃くする
時代(中島みゆき)
*3連リズムを効果的に活用した名曲
*3連とコードを対応させて曲の終着点へと導く
*J-POPの歴史の中で成長した3連リズムは様々な気持ちを演出できる(亀)