講師:いきものがかり
J-POP誕生~胸キュン革命の時代
*1988FM放送局J-WAVEが開局
そのとき日本の曲を流す際にジャンルを表す言葉が必要になり
誕生した言葉がJ-POP
1981ルビーの指輪(寺尾聰)
1985ジュリアに傷心(チェッカーズ)
1987命くれない(瀬川瑛子)
1988パラダイス銀河(光GENJI)
1989Diamonds(プリンセスプリンセス)
1990おどるポンポコリン(B.B.クイーンズ)
*1987までは年間売り上げ1位はマイナー曲だったのが
1988からメジャー曲に変化
*”J-POP誕生”以降元気で明るいキラキラした曲が増えた
時代と環境の変化が影響?
*カラオケボックスブーム
*みんなで歌える曲が増えた
*昭和から平成へ
*社会的な動きが増えた
*希望に満ち溢れてきた
おどるポンポコリンヒットの3要素
①四つ打ち
②リフレイン
③口に出したくなる言葉
<実験>亀田音楽専門学校校歌
効果をポジティブソングに!
*楽しさの共有
*「悲しさ」や「つらさ」→「楽しさ」や「明るさ」の共有へ変化した
亀田ノート
★1988年頃「J-POP」の言葉が誕生
★メジャー・キー(長調)のヒット曲が急増
★メジャー・キーの曲ではより幅広い心情表現力が可能に
Bメロにメロメロ
*Aメロ-BメローサビのJ-POPの基本構造が確立
例:どんなときも(槇原敬之)
*J-POP誕生以前はBメロがある曲が少なかった
1970~1979年トップ10曲Bメロあり23%
1988~1993年トップ10曲Bメロあり90%
*Bメロがあることでサビへの気持ちがぐっと高まる
切なくてあったかくなる
*日本人は順序が大好き
いきものがかりにとってBメロとは?
*弓道で例えると”弓を引いている”感じ
*サビを輝かせるためには「Bメロ」の働きがないと・・・
*「Bメロ」は司令塔
伝説のヒットメーカー織田哲郎が語るBメロ術
負けないで(ZARD)
*Bメロは実は自分がこだわって作っている
*「Bメロ」がもたらす”胸キュン”効果
*「J-POP誕生」時代に日本人が「Bメロ」の魅力に気づいた
亀田ノート
★1988年以降「Bメロあり」の曲が主流に
★「せつなさ」や「わびさび」をより表現できるように
★Bメロがジャンプ台になりサビの力が増幅
風が吹いている(いきものがかり)
*「Bメロ」全体がサビへのジャンプ台になっている
*珍しい「頭Bメロ」
*「Bメロ」は胸キュンのためにあるんだ(亀)
*「メジャーメロディー」と「Bメロ」の進化により「せつなさ」の表現を可能に(亀)
*J-POPならではの「明るくせつない」曲調が生まれた(亀)