近鉄で通勤されているみなさん、あなたの職場は大丈夫ですか?
職場管理下での虐待がまん延していませんか?
今月、近鉄ホールディングスさんで就活生への性的虐待が発覚し、懲戒解雇者を発生させたという事態が判明しました。
職場管理下での虐待は、時に職場の信用を著しく失墜することを自覚しましょう!
他人事と思わないでください!
虐待防止のために使用者は、
①労働者への研修の実施
②相談体制の構築
をはかりましょう。
① 労働者への研修の実施
まず、職場内で人権や職場管理下での虐待についての理解を深め、部下や関係者への接し方などを学ぶことが必要です。
事業所自らの研修実施や各種研修会への参加等を行いましょう。
職場管理下での虐待を防止するには、事業主を始めとした事業所全体で取り組む必要があり(職場管理下での虐待には他の労働者による虐待行為の放置も含まれます)、上司と部下の間や同僚同士で率直に意見の言えるような職場環境の構築も重要となります。
また、職場管理下での虐待を防ぐには、採用活動に関わる社員の監督・教育も大切です。
近鉄さんは、
1.採用活動における面談等のルールを見直し、周知徹底しました。
① 採用活動に関する面談は複数担当者で行う(オンラインシステムを利用する場合を含
む)。
② 管理職に対する面談予定の申告および面談後の活動報告を徹底する。特に、面談の場
所および時間は管理職の事前了解を得る。
2.採用活動に関わる社員に対して、専門の外部講師による研修を継続的に行うことになりました。
② 相談体制の構築
事業主は、従業員、求職者、取引先やその家族からの相談体制を整備すること等によりハラスメントなど虐待の防止措置を講ずることが大切です。
事業所においては、相談窓口を開設するなど必要な措置を講ずるとともに、窓口の周知を図りましょう。
社外の弁護士に相談窓口を委託するのも一方法です。
近鉄さんでは今回のことを重く見て、就職活動におけるハラスメント等の虐待専用相談窓口を設けました。
社内に就活ハラスメント相談窓口を設置した他、外部の弁護士法人にも対応を依頼しました。
就活生への虐待がまん延すると、自分の会社に降りかかります。
ストップ就活生虐待!
ストップ職場管理下虐待!