午後から青空が見え出したから、近くの川に自転車で出かけてみた。丁度干潮時だった為、浅場では水が無いほど潮はかなり引いていた。
ふと浅瀬になった場所を見ると、どうも鱸らしい魚が腹ばいになっているのが目に入った。近くまで行って見たら、60センチ位あるだろう魚体は、牡蠣殻で無残にも傷だらけになっていた。しかし良く目を凝らすと、エラが微動していることに気付いた。波のせいだろうか?
僕は腕を伸ばし、魚の口元に指を突っ込むと、ビシャビシャ!と激しく動いた。最後の力を振り絞ったのか、死体だと思っていた魚が、いきなり物凄い力で動いたものだから少し驚いた。すかさずエラから酸素を入れてやったが、時既に遅かったのか、ただユラユラと浮遊しているだけだった。
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