山口の宇部空港へは羽田から飛行機で1時間弱。
そこからレンタカーを借りて下関へ車を走らせる。
もちろん山口県は初めてではあるが、中国地方はこれで3回訪れている。
先ずは、関門海峡を見下ろせる火の山という標高300メートルくらいの山を登る。
火の山山頂から対岸の福岡県が見える。
関門海峡は、下関市のPRビデオに出てくる怪獣が流されるくらい潮流が強いとの事だ。
関門海峡も素晴らしいが、この山頂一体は明治時代に築かれた要塞があった。
その跡地として今は整備され公園になっている。
もうこれは大好物なので散策してみる。
左から読むのがまた時代を感じさせるが、第三号(?)と一番最初の文字が読めない...。
少し行くと大きな戦艦大和弾丸なるものが鎮座していた。
説明板にはこの弾丸を40キロも飛ばせたとあるが、本当か?と思ったが、現在は数千キロと考えると納得できる。
瀬戸内海で、砲弾の火薬処理をしているときに見つけ、それを引きあげたとの事。
さらに進むと、アヤシイレンガ造りの建造物が出て来た。
階段を登ってみよう。
すると、その上は榴弾砲の跡が残っていた。
榴弾砲本体はもちろん跡方も無くなっているが、実際に見てみたいと思う。
下へ降りると、更に半地下の様な場所が有りそうなので階段を下りてみる。
要塞らしく入り組んだ場所を進むと、倉庫か部屋のようなレンガ造りの建物があった。
一つ一つの部屋は暗そうだが、反対側が開いているので中に入って見る。
外からの灯りが微量に入ってきて、これがまた神秘的だ。
かまどの様なものが有ったり、ここで衣食住をしていたのかもしれない。
遠くから子供のはしゃぎ声と、時たまトンビの鳴き声がしてくる。
昔は要塞であったが、今は近くに滑り台などがある児童公園にもなっているのだ。
その他の砲台は、ロープウェイの設置によって排除されてしまったらしい。
あ、そうそう、門司と下関を結ぶ関門橋を渡る気満々であったが、一般道では海峡の地下であったので関門橋を渡る事は無かった。
関門橋はどうも高速道路であるとは知らなかった。
そして、下関から門司へ行き、部崎灯台を見に行った。
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