ナポリタン

家でたまにスパゲティナポリタンを作る。

結構簡単で美味しいんだけど、あまり店でナポリタンを頼まないから本場の味を知らない。

そもそもナポリタンは日本発祥みたいだけれど、もしかしたらイタリアのナポリにも似たようなものが有るのかもしれない。

 

僕は１０年くらい前にナポリに行った事が有ったけど、その時にスパゲティナポリタン（の様な物）を探せば良かった。

その時はそんな余裕も無かったけど、たぶん今行ったところで似たようなものを探すのも難しいのかもしれない。

ただ、本場のボンゴレビアンコがある店（トラットリアと言ったかな？）は探す事が出来て、美味しいスパゲティは頂く事が出来た。

まったくイタリア語も話せないというのに店を探し回り、午後になると店も殆ど閉まってしまう中で見つける事が出来たので良く覚えている。

とにかく美味しかった。

シンプルな料理なのに奥深いと言うか、非常に印象に残っているのだ。

 

さて、ナポリタンだけど、一つ気になった店が有って行ってみた。

浅草で昔からやってるヨシカミという洋食屋だ。

 

 

昭和の雰囲気が漂っていてなかなかヨロシイ。

値段の方は昭和っぽくないけど、なるほど店で食べるとやはり何かが違う。

美味しい。

何かを焦がして香りづけをしてると言うか．．．まあ良く分からんが旨い。

今度家で作る時は何かを焦がしてみよう。

 

スパゲティも旨いけど、それよりもハヤシライスが旨かった。

あまりハヤシライスって好きでは無かったが、ここのハヤシライスは絶品だった。

 

さてそこから河童橋を少し散策。

釣った魚を捌きたいなと、小出刃包丁を物色。

ん？その前に魚釣らんとならんじゃないかと、結局見るだけで終わってしまう。

 

 

ちょっと裏の公園を覗くと、おっと井戸ポンプがオブジェとして残されていた。

オブジェとして残すは有難いが、災害用として残してくれたらなお良かったのに。

 

 

さらには昔からやってそうな喫茶店のドアには、これまた何時からあるのだろう、スプライトと書かれた『営業中』の札。

 

 

こう言うものを新しいものに替えないで、そのまま使っているところが好きだなあ。