皆さま、こんにちは。
ikus.医療美容ケア研究会 認定サロン atelier Frangipani 高溝です。
先日ご来店のお客様
6ヶ月間の抗がん剤治療を終えて、2ヶ月
通常でしたら、ようやく自毛がチラホラ伸びてきている感じでしょうか・・・
でもこのお客様、すでに全体がふさふさ
前の方が3㎝くらいでしょうか・・・えり足にいたっては、10センチ以上ありました。
このお客様、抗がん剤の点滴中にご自身で頭皮冷却をされていました。
病院で頭皮冷却の機械でやる方の状況を見てきたこともありますが、-4度の冷却水がずっと頭に被った帽子に流れているのは結構大変で・・・
日常生活にもいろいろと制約があって、なかなか大変だなーと思っていました。
途中でリタイヤする人もいますからね。
でも、このお客様は、ご自身で熱中症予防の帽子(保冷剤が入れられるようになっているらしい)を買って、保冷剤を氷らせて行き、それを点滴中に被っていたそうです。
途中で保冷剤が暖かくなってきてしまいますから交換して・・・
大変な作業だと思います。
それを6ヶ月間続けるってすごいです。
でも・・・その効果でつむじからえり足のあたりは、半分くらいしか脱毛せず、長い髪が残っていました。
前半分は、結構抜けてしまったようですが、脱毛しなかった長い髪は、新しい髪が伸びてくるのに合わせて抜けていったそうです。
なので、抗がん剤が終了して2ヶ月で、もうふさふさ
全体を切りそろえました。帽子を被ればウィッグ無しでも大丈夫です。
冷却ってすごいですね・・・
手足も冷却することで、しびれの予防や、爪障害の予防になると言われていますが、やはり効果はあるんですね。
そのお客様の情報によると、病院での頭皮冷却が保険適用になるかもって・・・
そうなったらありがたいですよね。
でも絶対に脱毛しないということではなく・・・病院での頭皮冷却をした場合でもウィッグが必要ない方って、30%くらいだという臨床試験の結果が出てました。
まぁ、治療後の発毛は良い感じになるでしょうから、やらないよりはやった方が良いんだろうなぁと思います。
時代はどんどん変化していきますね。
次回は、治療中、治療後の頭皮ケアについて書きますね。
最近、すごく良い結果が出ているんですよ。