こんにちは。高溝です。
先日のビューティーレッスンで、治療中の爪のケアに関して、お話させて頂きました。
参加できなかった方もいらっしゃると思いますので簡単にご説明しておきます。
抗がん剤は、細胞分裂が活発なところに作用してきます。
爪が作られている爪母細胞も、毎日活発に細胞分裂して爪が伸びています。
なので、この爪母の部分が攻撃をされて副作用が出てくるんです。
代表的なものは、黒ずみや凹凸・・・ひどくなると部分的に欠損したり、剥がれたりしてしまう場合もあります。
爪への副作用は使用する薬によっても違いますし、同じ薬を使っても同じように副作用が出るとは限らないし・・・
一概には言えないので難しいです。
副作用で黒くなってしまったり、凸凹してしまった際に、皆さん、マニキュアを塗ってとりあえず隠そうとします。
それ自体は、問題ありませんが・・・・・・・・・
先日のビューティーレッスンにて、個別にご相談にいらした方が・・・
患者様 「マニキュアを塗っていたら黄色くなってしまったんですけど大丈夫なんですか?」
私 「ベースコートは塗りましたか?」
患者様 「それは何ですか?」
そんな会話が2度ほど・・・
私自身は、ずっと美容の仕事をしてきましたので、マニキュアを塗る際に、ベースコートを塗るという行為は常識だとおもっていましたが・・・
普段、あまり使ってこなかった方は、知らない情報だったようです。
マニキュアのカラーを直接爪に乗せるのは・・・
そうですね・・・お顔にベースを乗せずにファンデーションを乗せている・・・そんなことでしょうか。
いくら隠したいからといってもいきなりカラーを塗る行為は、逆に爪を傷めてしまいます。
必ずベースコートを塗ってください。
それから、爪が白くなってしまうということもたまに耳にします。
それは、除光液の使い過ぎが考えられます。
除光液には、2種類あって、アセトンという成分で出来ているものと、エタノールが主成分のものがあります。
アセトンという成分は、結構強いもので、爪をかなり乾燥させてしまいます。
それが白くなる原因ですね。
通常のマニキュアであれば、エタノールが主成分の除光液で落とせますので、必ずエタノール系を使ってください。
この2つを守るだけで、結構改善されるかと思います。
ちょっと面倒かもしれませんが、塗るときには
ベースコート⇒カラーを2度塗り⇒トップコート
これが基本です。
それと、保湿もお忘れなく・・・
爪にはキューティクルオイルです。
お店では、身体に優しい臭いのないマニキュア、水が主成分の爪にも優しいものをご紹介しています。
天然オイル100%のキューティクルオイルなど、爪のケア用品も販売しています。
気になるかたは、お気軽にお声掛けくださいね。
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NPO法人日本ヘアエピテーゼ協会
Frangipani(フランジパーニ) 高溝周子
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