人恋しい季節です・・・。
いや、季節は特にカンケイがないのかもしれません。
ふいに、「駒子」を近くで感じたくなって、「雪国の宿 高半」に訪れました。
駒子とは、川端康成の小説雪国に出てくるヒロインの名前です。
越後湯沢温泉の外湯「駒子の湯」や、毎年3月第一土曜日の湯沢温泉雪まつりで行われる「ミス駒子コンテスト」などもあり、湯沢では親しまれている女性の名前なのです。
小説雪国については、ブログ内でも何度か触れていますが、東京に住む島村という妻子ある男性と、湯沢の芸者駒子との悲恋の物語です。この駒子には、モデルといわれる女性(湯沢で芸者をしていた松栄さん)がいて、主人公の島村は、川端康成自身とも言われています。
●越後湯沢温泉の湯元に建つ、雪国の宿 高半。
川端康成の小説、雪国が執筆したことで知られる旅館です。
(かすみの間 という部屋で執筆されました)
ここには、文学資料館「かすみの間」があり、宿泊者は無料、外来は500円で見ることが出来ます。
玄関から入り、フロント(右側)で入館料500円を支払い、エスカレーターで2階へ。
入り口の手前では、毎日宿泊者を対象に「映画 雪国」が上映されています。
●文学資料館入り口。
入り口を入って右側には、北原白秋、与謝野鉄幹・晶子夫妻ら文人墨客の書や句・上杉謙信ゆかりの「坂戸城」欄間や彫刻・小説雪国や映画雪国の資料、昭和初期上客に使われた食器類などが展示されています。
●雪国・・・暖簾をくぐり「かすみの間」へ。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」は、あまりにも有名な冒頭ですが、この「国境」を、こっきょう と読むのか、くにざかい と読むのかは、学説の中でも意見が分かれているところのようです。
※余談ですが、今年3月に発売された、坂本冬美さんの「雪国~駒子その愛~」では、国境(くにざかい)という箇所があります。
●写真を撮ったら、光ってしまいました。
小説雪国誕生秘話が記されています。(右下の写真がそのアップです)
●小説雪国誕生の舞台、高半かすみの間
●ヒロイン駒子のモデルといわれている松栄(まつえ)さんが着ていた角巻きと着物が展示されています。
●かすみの間
越後湯沢温泉、高台の宿。
かすみの間からは、湯沢の町並みや越後の山々を眺めることが出来ます。
現在は、正面と左側のみが窓となって景色が見えますが、当時(川端康成が滞在していた頃)は、右側にも窓があり、三方が見渡せる絶景だったようです。
資料室で、松栄さんについて書かれた雑誌を読みました。
松栄さん(のちに結婚され小高キクさん)の旦那さんが松栄さん亡き後、週刊誌の特集の中で、コメントをされたものでした。
小説雪国の中でも、情熱的で一途な駒子が、島村への愛に苦悩する様子が激しく描かれていますが、松栄さんも川端康成への愛に苦悩したことを知りました。
松栄さん(キクさん)を愛していた旦那様も、とても苦しんだのだろうと思いました。
時間を越えて、かすみの間から川端康成が愛した絶景を眺め、
川端康成が愛したであろう松栄さんのひたむきで情熱的な愛を感じ、
切ない思いが溢れてきました。
いつの世も、恋は切ないものです・・・。
なぐー、今日のひとこと。
昨夜の2時頃、ものすごい雷が落ちました。
真っ暗な丑三つ時、停電してしまいとても不安な気持ちになりました。
不安な気持ちが波動となって、松栄さんと共鳴したのか、
今日は、どうしても、雪国の宿 高半に行きたくなってしまったのです。
雪国をよみかえしていることもあって、以前に訪れたときよりも、もっともっと松栄さんを身近に感じることができたのです。
今夜も、湯沢の天気は大荒れです。
激しい恋に悩む女心が雷となって、湯沢の夜を焦しているのでしょうか?
文学って難しくて・・・と敬遠されている皆様も、
湯沢で「雪国」を読んでみてはいかがでしょうか?
雪国文学散歩道など、雪国を気軽に感じることができるスポットもあります。
湯沢の魅力を沢山の人にお伝えしたくて、
ブログランキングに参加しています。
「参考になったよ♪」 「湯沢日和がんばって~」
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いや、季節は特にカンケイがないのかもしれません。
ふいに、「駒子」を近くで感じたくなって、「雪国の宿 高半」に訪れました。
駒子とは、川端康成の小説雪国に出てくるヒロインの名前です。
越後湯沢温泉の外湯「駒子の湯」や、毎年3月第一土曜日の湯沢温泉雪まつりで行われる「ミス駒子コンテスト」などもあり、湯沢では親しまれている女性の名前なのです。
小説雪国については、ブログ内でも何度か触れていますが、東京に住む島村という妻子ある男性と、湯沢の芸者駒子との悲恋の物語です。この駒子には、モデルといわれる女性(湯沢で芸者をしていた松栄さん)がいて、主人公の島村は、川端康成自身とも言われています。
●越後湯沢温泉の湯元に建つ、雪国の宿 高半。
川端康成の小説、雪国が執筆したことで知られる旅館です。
(かすみの間 という部屋で執筆されました)
ここには、文学資料館「かすみの間」があり、宿泊者は無料、外来は500円で見ることが出来ます。
玄関から入り、フロント(右側)で入館料500円を支払い、エスカレーターで2階へ。
入り口の手前では、毎日宿泊者を対象に「映画 雪国」が上映されています。
●文学資料館入り口。
入り口を入って右側には、北原白秋、与謝野鉄幹・晶子夫妻ら文人墨客の書や句・上杉謙信ゆかりの「坂戸城」欄間や彫刻・小説雪国や映画雪国の資料、昭和初期上客に使われた食器類などが展示されています。
●雪国・・・暖簾をくぐり「かすみの間」へ。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」は、あまりにも有名な冒頭ですが、この「国境」を、こっきょう と読むのか、くにざかい と読むのかは、学説の中でも意見が分かれているところのようです。
※余談ですが、今年3月に発売された、坂本冬美さんの「雪国~駒子その愛~」では、国境(くにざかい)という箇所があります。
●写真を撮ったら、光ってしまいました。
小説雪国誕生秘話が記されています。(右下の写真がそのアップです)
●小説雪国誕生の舞台、高半かすみの間
●ヒロイン駒子のモデルといわれている松栄(まつえ)さんが着ていた角巻きと着物が展示されています。
●かすみの間
越後湯沢温泉、高台の宿。
かすみの間からは、湯沢の町並みや越後の山々を眺めることが出来ます。
現在は、正面と左側のみが窓となって景色が見えますが、当時(川端康成が滞在していた頃)は、右側にも窓があり、三方が見渡せる絶景だったようです。
資料室で、松栄さんについて書かれた雑誌を読みました。
松栄さん(のちに結婚され小高キクさん)の旦那さんが松栄さん亡き後、週刊誌の特集の中で、コメントをされたものでした。
小説雪国の中でも、情熱的で一途な駒子が、島村への愛に苦悩する様子が激しく描かれていますが、松栄さんも川端康成への愛に苦悩したことを知りました。
松栄さん(キクさん)を愛していた旦那様も、とても苦しんだのだろうと思いました。
時間を越えて、かすみの間から川端康成が愛した絶景を眺め、
川端康成が愛したであろう松栄さんのひたむきで情熱的な愛を感じ、
切ない思いが溢れてきました。
いつの世も、恋は切ないものです・・・。
なぐー、今日のひとこと。
昨夜の2時頃、ものすごい雷が落ちました。
真っ暗な丑三つ時、停電してしまいとても不安な気持ちになりました。
不安な気持ちが波動となって、松栄さんと共鳴したのか、
今日は、どうしても、雪国の宿 高半に行きたくなってしまったのです。
雪国をよみかえしていることもあって、以前に訪れたときよりも、もっともっと松栄さんを身近に感じることができたのです。
今夜も、湯沢の天気は大荒れです。
激しい恋に悩む女心が雷となって、湯沢の夜を焦しているのでしょうか?
文学って難しくて・・・と敬遠されている皆様も、
湯沢で「雪国」を読んでみてはいかがでしょうか?
雪国文学散歩道など、雪国を気軽に感じることができるスポットもあります。
湯沢の魅力を沢山の人にお伝えしたくて、
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べつに宣伝じゃないですよ!!7/8に香田晋のディナーショーが湯沢ニューオータニホテルであるなんて
切ないキモチのときは、あえて切ない歌を聴くのもいいんですよ。どっぷり浸ってその後、すっきり♪
7月8日の香田晋ディナーショー、もうすぐですね。楽しみにしています。みなさまもいかがですか?(お誘い・・・笑)
冒頭の書き出し、まさに雪国を象徴しているかのようでした。
私自身、上越線にも乗りましたし、湯沢は身近な場所です。
そのなかでこんな有名な小説があったことを最近知りました。
来週、高半に彼女と泊まります。
執筆した部屋、駒子と過ごした場所、気になって仕方ありません。
コメント、ありがとうございます。返信が遅くなり失礼いたしました。高半はどうだったでしょうか?
玄関の扉が小説雪国を思わせるような木とガラスの扉になり、雪国情緒を感じさせます。
湯沢でも、『最近、雪国を読み始めました』という方もいます。高半や駅内の書店には、漫画の雪国もありますので、こちらでざっとあらすじを確認してから読んでも面白いかもしれませんね。
雪国気分をさらに満喫するには、高半の資料館や、温泉街の雪国館がさらにオススメです。
高半では、駒子のモデルとされる松栄姐さんが、川端康成にあてた手紙を書いたときに使った筆や硯なども展示され、より近くに雪国を感じることができます。
ぜひ、また湯沢にいらしてください。