湯沢日和(ゆざわ びより)

今日もなんだか、いい日和♪
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われても末に・・・湯沢景勝【不動の滝】で切ない恋を想う・・・

2007-05-05 21:27:24 | 自然・星空・花
車の中の外気温計28度。真夏のように暖かい一日。

『こんな日は、大自然の中、マイナスイオンを浴びた~い。』
ということで、とっておきの場所へご案内。


 
●車の方は、越後湯沢温泉街からすぐのところに、【湯沢滝沢駐車場】がありますので、こちらに車を停めます。(4~11月は駐車場無料)

新幹線の方は、JR越後湯沢駅西口から、温泉街へ。
湯沢町民俗資料館・足湯パケットパークを目指して徒歩5~6分歩きます。




●足湯と一二三(料理屋)の脇の道を登るとすぐ、
【滝沢公園入り口】の石塔が見えます。


●滝沢公園入り口の石塔から約5分ほどで、石の滝が出現。


●石の滝上流。


●さらに1~2分 歩くと、道が分かれます。


●右に行くと、小ぜん・左に行くと、大ぜん。
★HP新潟の滝によると、小ぜんの落差15m、大ぜんの落差は20mとか。



●まず、右側。小ぜんへ。小ぜんは、すぐ。
足元に、水芭蕉が咲いていました。


●小ぜん。

また、来た道を戻り、切り株の案内板に従い、大ぜんへ。


●振り返るとこんな景色が。


●途中、新緑と山桜が。

 
 


●足元には、可憐な春の花々が咲き競う。
先を急いで、前ばかり見ていては見過ごしてしまうほど、小さな草花。

耳を澄ませば、『ほ~、ほけきょ』と、鳥の鳴き声が。

不動滝とかかれた切り株(左に行けば大ぜん と書かれた案内看板)から、約10分ほど歩くと・・・。

『大ぜん』 が見えてきました。

温泉街から20~25分ほど歩くだけでこんな景色の中にいられるのも、湯沢の素敵なところ。



●空気も、若干冷気を帯び、気持ちいい
湯沢に住んでいても、感じるほどの澄んだキレイな空気をいっぱい吸って・・・。


●滝の左に、御神水が。『冷た~いっ


もう少し、滝に近づいてみると、水しぶきがかかります。
カメラは生活防水なので大丈夫(笑)。





この、滝を眺めながら百人一首の一句を思い出しました。


瀬を早み
 岩にせかるる瀧川の
  われても末に逢はむとぞ思ふ (崇徳院 )



瀬が早くて、岩にせき止められた滝川が2つに分かれてもまた合うように、たとえあなたと別れても末にはきっと逢うだろうと思う・・・というような訳。

今は、理由があって二人は引き裂かれてしまうが、将来はきっとまた逢える・・・というような切ない恋の歌。

そういえば、この不動の滝は、『男滝・女滝』があると聞いたことがありました。
 左が男で、右が女?
 (それとも大ぜんが男で、小ぜんが女?)

どちらかは分かりませんが、大せんが『男滝・女滝』だったとすると、崇徳院の歌がしっくりくるような気がします。


まるで、小説雪国の中のヒロイン『駒子』の気持ちを代弁しているかのような不動の滝。
※湯沢が舞台となった小説雪国は、雪国の芸者駒子と、東京の妻帯者島村との悲恋の物語。


・・・・・いつの世も、恋はちょっと、切ない ・・・・・。


不動の滝では、自然散策だけではなく、歴史・文学を感じる散策もできるのです





●滝からの帰り道、こんな小さな滝も発見



●石の滝まで戻ってきたので、行きとは違う帰り道・・・。
石の滝沿いにどんどん下っていくと、温泉街に出るのです。

湯沢東映ホテルのすぐ下を通過。


●到着♪ 所要時間約1時間(看板に51分とあります)
消費カロリー約170kcal ご飯、茶碗1杯くらいかな?

でも、ちょっと嬉しい(笑)




なぐー、今日のひとこと。

久しぶりに、湯沢の町をゆっくり歩いて見ました。

写真もたくさん撮ったので、みなさんに不動の滝をたっぷり感じていただけたら・・・と思います。

春には春の、夏には夏の、秋には秋の不動の滝のよさがありますので、是非遊びにいらしてくださいね。
初夏には、滝沢公園(石の滝)周辺にたくさんの紫陽花が咲きます。滝沢公園は、別名紫陽花公園ともよばれ、とてもキレイです。 その頃、またたくさんの写真でご紹介したいと思います

お楽しみに♪

あっ、そうそう大切な伝説をお伝えしちゃいます。

不動の滝を見ながら想った、ちょっと切ない一句と小説の一部をご紹介しましたが、今では、この滝を訪れたカップルは、幸せになれると、いわれているようです。
大切な人と、不動の滝を訪れてみませんか?



●『湯沢・不動の滝』で検索をしていたら、素敵なページを発見しましたのでご紹介します。

anonymat21さんの『アナログ時々スローな日々』というブログです。
こちらでは、不動滝の男女(雄滝・雌滝)についても触れられています。
私も勉強不足を反省し、いろいろな情報をお伝えしたいと思いました♪
http://blog.yahoo.co.jp/anonymat_21/archive/2006/9/9




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