山形県鶴岡市の 湯野浜温泉は日本海に面した 奥州三楽郷の名湯。
天喜(1053~58)年間、ひとりの漁師が海辺で温浴する亀を発見したことから広く知られるようになった湯野浜温泉。
古くは“亀の湯”と呼ばれ、発見からおよそ1,000年のにわたり、厳寒の海で冷えた漁師たちの体をあたためてきたのだそうです。
そんな歴史ある湯野浜温泉のおすすめ宿のひとつ、遊水亭いさごや。
いさごやの館主さんは魯山人のコレクターであることと前回記事にさせていただきましたが、夕食で使う器は魯山人のうつし器。 魯山人のご家族から許しをいただき作られたものなのだそうです。
というわけで、温泉旅館の楽しみのひとつ、庄内グルメを堪能させていただきました。
黒塗りのお膳の前でいただく夕食、最近は座敷で足つきお膳でいただく食事って少なくなったのでなんだかワクワク。
食前酒は林檎酒が添えれられていました。
⋆先付け 郷土料理 むき蕎麦
むき蕎麦の写真撮り忘れました
むき蕎麦
そばの実をむいて茹でたものにダシ汁をかけて食べる酒田の郷土料理のひとつ。
「むきそば」は江戸時代・北前船にて、京より伝わり食べ継がれて郷土の味となったそうです。
私が育った地域も北前船の影響を強く受けているので、日本海側の風習とかしきたり、食べ物などが共通していることが多く、日本海側の街は東日本であっても京都影響が強い気がします。
★前菜 鮭あんかけ サーモン寿司 蟹真丈 アピオス素揚げ
アピオスはマメ科の植物でジャガイモの30倍のカルシウムを含みミネラルと栄養価が高く、ねっとりとした里芋のような味。
★造里 庄内浜地魚盛り合わせ(サザエ、ブリ、海老)
★出羽ノ雪 純米大吟醸「瓶囲い」
鶴岡市の渡曾本店の日本酒はオーガニックな自然酒への取り組みをされているそうで、まろやかですが味に深みがあり、クリアな味わいで、日本酒が苦手な私もクイクイいけそうでした。
⋆焼き物 鰰(はたはた)田楽焼
これがメチャ美味しいんです。
卵はプックリしていてイクラとししゃもと中間的な食感?モチッツと粘りがあって、甘露煮なのに甘過ぎず。
12月が一番美味しいそうです。絶対食べたいおすすめの庄内グルメです。
★備前海月(びぜんくらげ)のお造
メニューにはなかったのですがくらげふぁ登場しました。この日撮ったくらげだそうです。
コリコリくらげは味というより食感を楽しみます。
★客前料理 鮑 踊り焼
こんなにたくさんの活鮑を目にするのは久しぶり~~嬉しいな~。
板さんが席をまわり目の前で焼き上げてくださるそうで、高級鉄板焼レストランのパフォーマンスみたいでワクワク。
まずはそのまま味わい、次はレモンを絞り、バターを溶かすと洋風に、と味の変化も楽しめます。
鮑がのったお皿も魯山人のうつし絵です。
★鍋物 山形牛しゃぶしゃぶ
茎がピンク色の庄内野菜の「平田赤ねぎ」
肉厚で生で食べるとチョッピリ辛いけど、火を通すと甘くなります。
★蒸し物 特製 茶碗蒸
茶碗蒸しの中に銀杏ではなく胡麻豆腐が入っていました。
北海道の茶碗蒸しは栗を入れるので一般的な茶碗蒸しと違って甘いのですが、山形も甘い茶碗蒸しなのかな?甘い茶碗蒸し大好き!
★食事 吸物 比内地鶏の団子汁
庄内名物っていろいろあるんですね~。比内鶏の団子も美味しい。
ごはんはもちろん庄内米。
★水菓子 岩海苔のアイス
湯野浜温泉のご当地名物が岩海苔のアイスです。
濃厚でミルキーで塩味?岩海苔のコリコリ食感とかすかに香る岩海苔の香り。
ごちそうさまでした。
庄内グルメを堪能させていただきました。
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『日本海きらきら羽越温泉めぐりの旅 』まだまだつづく
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