『旅する丸干し』との出会いは、ガラスびん協会が開催している「第11回ガラスびんアワード」の審査会の日でした。
第11回ガラスびんアワードで機能賞受賞した下園薩男商店の『旅する丸干し』。
「おとりよせ王子」という漫画で2月25日発売のコミックゼノンにも掲載されたそうです。
第11回ガラスびんアワード授賞式レポート
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ガラスびんに入ったドライいわしのオイル漬けが斬新だっただけでなく、そのガラスびんに綺麗に並んで収まった姿で愛らしさと、おいしさを主張しているなんとも言えないガラスびん。
無色透明なガラスびんは、実際、変哲がなく並べておいても魅力はほとんどない。
でもいったん、中身が入って商品となったときに、ガラスは途端に輝きを放ち、ガラスびんの中身は自分自身をアピールできる絶好の舞台に変化する。
そんな変哲のない無色透明のガラスびんに下國薩男商店の『旅する丸干し』が入った姿、それはまるで恋したくなる丸干し。
美味しいに違いない!とビンビン感じた商品。
ネーミングといい、ガラスびんの詰め方といい、なんてなんておしゃれなんだ~~~。
これが私が苦手なイワシなのか??
★旅する丸干し ギフトパック4本セット(送料無料)3,990円
旅する丸干し オンラインショップ
鹿児島県薩摩生まれ、世界を旅するおいしい丸干し「旅する丸干し」。
老舗の干物屋がたくさん残っているという鹿児島県阿久根市は、北薩摩エリアにあり、私が大好きで何度も乗った肥薩おれんじ鉄道の阿久根駅の町。
旅する丸干しが、私が美しい海に感動し、遠回りしてまで乗ったおれんじ鉄道の大好きな風景である海から獲れていると知り、めちゃくちゃご縁を感じました。
おれんじ鉄道から見える海で、漁師たちが朝方4時から6時に獲ってくる「ウルメイワシ」は、
おなかの中にエサが残っていないので苦みが少なく、食べやすい干物になるのだそうです。
そんな丸干しを、世界の国々の味をイメージしたオイルに漬けるというアイディアも素晴らしい!
★阿久根プレーン(ボンタンエッセンス)
うるめいわしが綺麗にガラスびんの形に添って並べられているのです。
何であってもプレーンが基本だから一番美味しいと思っているので、迷わず、阿久根プレーンを開けてみました。
蓋を開けるといわしが笹筍みたいに並んでいる!
たまらず一匹つまみ食い。
ボンタンのエッセンスがなんとも言えない味わい。
たまらず炊き立てご飯にそのままのせてパクリ!
美味しい~~~いわしって、いわしってこんなに美味しかったの??
生まれて初めていわしの魅力に取りつかれました。
商品としてのネーミング、パケのデザイン、中身の詰め方、そして味。
すべてがパーフェクトな商品。
なんて美味しいんだ~~~。
私はオイルサーディンは苦手です。いえ、でした。
実はこの丸干しいわしに出会うまで、私は缶詰のオイルサーディンが苦手でした。
いわしそのものもあまり好きでなく(小魚はほとんど食べたことがないから)オイルサーディンは缶臭い状態で出てくるのが苦手だったのです。
が、ガラスびんから出てくる丸干しいわしは、なんてなんて美味しいんだ!
お酒と合わせて食べるとおすすめと言われたことを思いだし、日本酒でいただいてみます。
私は家で飲むということがめったにないのだけど、丸干しの美味しさにたまらず一人飲み。
なんて日本酒と相性がいいんだ~~。
港町で生まれ育った私は子供の頃から魚ばかりで育ったので、魚の鮮度や美味しさにはちょっとうるさいけれど、小魚はほとんど食べたことがないので小魚自体に抵抗があるわけです。
なのに、その私が丸干しいわしに恋をしたように、そのおいしさに感動したわけです。
★旅する丸ぼし 南イタリア風 (ドライトマト・ガーリック)
私の中で「旅する丸干し」から「恋する丸干し」にネーミングが変わってしまうほどおいしさに惚れました。
「旅する丸干し」のプレーンですっかり丸干しに恋した私は、大好きなフランスと迷い、イタリアへ旅してみることに。
イアリアといえば、ピッツアかパスタか。
★南イタリア (ドライトマト・ガーリック)
瓶詰をそのままフライパンに開けて、鷹の爪と足し、そのまま旅する丸干しも炒めてソースにします。塩とレモンを絞り味を調えて、パスタに絡めてみます。
「旅する丸干し」とレモンのパスタ
自分が作りましたが、なんて美味しいんだ!!自画自賛!
白ワインといただきたい、美味しい丸干しのレモンパスタの出来上がり!!
★プロヴァンス(オリーブ・ハーブ)
私が大好きな南フランスをイメージしているプロヴァンスはニース風サラダにするといいらしい。
確かにゆで卵とじゃが芋を+する、ニース風サラダと丸干しいわしは最高に合うと思う!
★マドラス(カレー・ミックスビーンズ)
カレー風味のマドラスはインド風にナンに野菜とともにのせてピザ風に焼くといいみたい。
レシピは無限にあるけれど、この「旅する丸干し」は、まずはストレートで味わっていただきたい。これだけでごはんが食べられます!
タラコ、イクラ、旅する丸干し、梅干し、ごはんのおともになります。
南九州の美味しいものは把握していたつもりだけど、こんな美味しい丸干しがあったとは知らなかった。ぜひ、一度食べてみて欲しい鹿児島の逸品です。
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