■実車について
近鉄高性能通勤車は、1450系を皮切りに各線の性質に合わせて、試行錯誤を繰り返して標準的な形に集約され、大阪線ではラインデリアを装備した2410系、2430系が増備されました。一方で、大阪線では長距離を走行する急行車は吊掛式の旧性能車が幅を利かせており、置き換えが急務でした。そして登場した急行用高性能車は、通勤車2410系、2430系と同じくラインデリア装備の4ドア車として設計され、客ドア間に向い合せのクロスシートを上手に2ボックス配置されました。製造は、わずか4連×2、2連×2の合計12両に留まりましたが、以降は冷房化された2610系に引き継がれた。なお、旧ビスタカー10000系の廃車に伴い電装機器を流用した冷房車として2680系が3連×2製造されています。
■模型について
グリーンマックスから4両編成キットが発売されています。車体の形状では2410系・2430系と同じ(細かな点に違いはあります)です。
2602F
このキットを使用して登場時の姿で組み立てました。ただし、先頭車のラインデリア前部にはカバーが付けられていましたが、詳しい資料がなく対応していません。4連車です。
伊勢方より(Mc側)
大阪方より(Tc車側)
←宇治山田 上本町→ 編成:2602-2752-2652-2702
2604F
2604Fは、Mc-Tcの2両編成です。キットを使用して登場時の姿で組み立てました。
伊勢方より
大阪方より
2020.11.13 N-0154
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