井上靖の小説 『おろしや国酔夢譚』 などで知られる
大黒屋光太夫(1751-1828)を船頭に、
総勢18名(17名とも)を乗せた神昌丸は
天明2年12月9日(太陽暦1783年1月11日)
伊勢の白子の港を出港しました。
しかし、アリューシャン列島で船は漂着・・
大国屋光太夫はロシアに拘束される身となります。
数奇な運命を辿った光太夫が、漂着から9年後
エカテリーナ2世に謁見し帰国許可を得たのが
この大広間です。
帰国が適ったのは、
光太夫とあと1名のたった2人だったそうです。
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