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私自身、これまでに2度 「エルミタージュ美術館」 で
撮影取材を行いました。
いずれも、閉館時に全館を借り切っての撮影ですが、
何故か2度とも、「ダ・ヴィンチ ホール」 で、
ダ・ヴィンチの作品を模写する女性を見かけました。
(2008年12月23日のブログ参照 )
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理由は、「エルミタージュ美術館」 では、
大巨匠の作品にほんの数センチまで近づいて
観察することが出来ることでしょう。
ルーブル美術館の 「モナリザ」 では、こうはいきません。
もちろんルーブルでも、模写している人を見かけますが、
少し離れたところで観察しながら
筆を動かしているという感じです。
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世界三大美術館の中では、「エルミタージュ美術館」 が
もっとも作品に近づいて見ることが出来る美術館だと思います。
すでに紹介したラファエロの作品にしろ、
防護のためのガラスはあるものの、筆先の 『タッチ』 が
わかるほど近くで観察できます。
(10月5日のブログ参照 )
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一心不乱に模写する女性 ・・
時空を超えて、師ダ・ヴィンチと対話しているように見えます。
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