斯く語りき

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いったい看護学校で何を学んできたのでしょうか

2019-02-21 17:15:00 | 社会部

便秘治療、過って直腸に穴 立ったまま浣腸、人工肛門に

あくまで私見ですが、看護師という仕事をするにあたって、況してや病院という施設で働くとなれば、そこに入院しているのが子供であれ大人であれ“下の世話”は避けて通れない筈で、そうなれば浣腸に関する事柄について学んでいると思うのです。それなのに認識がなかったと話しているのが信じられません。

私の両親(共に84歳)は昨年に相次いで入院を経験しました。母は7ヶ月、父は1週間程度でしたが、その付き添いや見舞いを全て担ったので病院には何度も足を運びましたし、他の患者さんの様々な光景も見てきたつもりです。生憎、両親共に浣腸の世話になりませんでしたし、近くで他の患者さんの浣腸を目撃した訳ではないので何とも言えない部分はありますが、医療に関して素人の私でさえ浣腸は寝た状態で行うものと認識しています。

記事の中で患者から立った状態で浣腸をしてほしいという部分がありますが、そもそも80歳という年齢を考えれば多少の認知症が出てきても不思議ではない筈で、そんな状態の人からの言葉を鵜呑みにできるとは思えないのです。

私の父は認知症を発症していて、記憶も反応も鈍くなってきていることが判ります。まだ徘徊をしていないことだけが救いなだけで、今後、否、明日にでも徘徊しかねない可能性があるのが現実です。

ハッキリ言って、入院している時点で【2度わらべ状態】になっているんです。勿論、個人差がありますから意識が明瞭な人もいるでしょうが、常識と違うことを違わないと思っているとなれば正常ではないんです。それまで筋が通っていた話をしてこなくなったら何処ががおかしくなっているんです。

両親が入院した病院では看護師さんが交互に看ていましたが、その基本姿勢は誰もが同じでした。恐らく浣腸にしても正規のマニュアル通りに行っていると思っています。いったい件の看護師さんは看護学校で何を学んできたのでしょうか。

ただ、気になるのは母が転院した先の施設では、母が便秘していないのに下剤を毎回食後の投薬の際に出してきたことです(その後に母は看護師さんに止めるように言いました)。転院先の施設では主に認知症の患者さんを受け入れていて、その殆どが2度わらべ状態で自らの意思を持っていないのです。そんな中で下剤を毎回出されていれば不必要に排便を促されて逆に体調を崩してしまうのではないかと思うのです。まぁ、意思がないから排便が儘ならない故の処置だという面もあるとは思いますが……