斯く語りき

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横の連絡はできていたのでしょうか?

2019-05-16 03:15:00 | 社会部

病院トイレで死産の胎児、清掃員が誤って流す

やはり病院という施設であることを考えればトイレの最中に産み落としてしまう可能性はあると思うのです。お産には個人差があり、楽に産める人がいれば難産な人もいる訳ですし、後者の場合には想定外の場所で産み落としてしまうことがあると思うのです。

記事に拠れば女性は医師に事前の断りを入れてトイレに入ったとなっていますが、そうであれば想定外の出産を警戒しておくべきだったと思いますし、清掃員にも突然の清掃禁止があると連絡してあるべきだったと思うのです。

ただ、清掃員の立場になって考えれば、おそらく殆どの清掃員は外部の委託業者だと思うので想定外の対処が難しかったと思います。清掃を見逃せば自身の糧に響く上に時間内にテキパキとやらなくてはならず想定外を想定していなかった可能性はあると思うのです。それだけに一概に清掃員を責めるのは酷ではないでしょうか。

分娩室を含む産婦人科の清掃だけは科のスタッフが交代で行う様にしないと、こうしたことは何度でも起きると思います。可能な限り同じ場所に駐在している人間同士であれば想定外の事態が起きても横の連絡が伝わり易いと思うのです。

然し乍ら、昨今の病院もスタッフ不足の問題があり、専門職のスタッフが付きっきりになってしまうと、その交代スタッフ以外に雑用に回せるだけの余裕がない為に清掃にまで手が回らない現実もあると思うのです。だからこその外部委託なのでしょうから。

マニュアルを改訂したとのことですが、清掃に関する部分には利用者に向けて『場合によっては清掃が遅れることがあります』と個室内に貼り出すなりの対策が書かれているのではないでしょうか