斯く語りき

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認可・認可外問わず、経営に携わる者には保育士としての現場経験が必要なのでは?

2019-12-16 23:45:00 | 社会部
これとは別に静岡県のメロディー保育園の経営者によるパワハラで保育士が全員退職するという問題が起き、結果的には新しい受け入れ先が決まったものの、経営者夫婦は撤退することも決まりました。

この件及びメロディー保育園の旧経営者の細かな素性が判らないので推測になりますが、いったい彼らは保育士としての現場経験がどれだけあったのでしょうか。どうも現場経験が少ない、否、全くない儘に経営者となったとしか思えないんです。

保育士としての資格を得、長期間の現場経験があれば経営者の立場になっても現場で働く保育士たちの気持ちは理解できると思うんです。勿論、経営者の側として鬼にならなければならない事柄もあるでしょうが、全く未経験の場合とでは保育士たちと接する際の温かさに違いがあると思うんです。

きちんと現場経験があっても経営するとなれば現場とは違った頭脳を使うことになり、場合によっては経営に詳しい人間を招かねばならないでしょう。勿論、利益を出す為にエキスパートを雇うのは有り得るでしょうから全員に保育士としての現場経験は不要かもしれませんが、基盤としての位置に立つ人間には現場経験が必要だと思います。

然し乍ら、子供を預けるという問題は少子化と直結するだけに法律面も含めて考えなければならないことですが、以前から何度も書いている様に、政治が齎す結果で最も割を食うのは常に弱い立場です。

今回の件でも、杜撰な経営方針で保育士さんが一斉に退職したり解雇されたりすれば子を持つ親としては生活リズム及び収入を得る手段を大幅に見直すことになります。まだ親の段階では手段を講じることができますが、独り立ちは疎か言葉も知識も満足でない子供たちにとっては大事な時期を棒に振ることになりかねません。当然、それは国の未来をも暗くしてしまいます。

如何なる選挙であっても気の抜けるものなんて1つもないんです。メディアが報じる事柄だけで全部を判断してはならないんです。自分を含め、たとえ遠かろうが不透明であろうが未来をも見据えて投票しなければならないんです😔