斯く語りき

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高齢者同士の事故は、今後も更に増えていくでしょう

2019-10-22 20:00:00 | 社会部
この事故では85歳の高齢者が運転する自動車が78歳の高齢者を撥ねて死亡させていますが、報道記事では詳細が載っていないので双方が認知症だったか否かは判りませんが、これからの時代は同様の事故は幾らでも起きるでしょう。

既知の様に、東京の池袋で高齢者が暴走事故を起こし沢山の方々が死傷しました。件の運転者は未だに逮捕されていない現実がありますが、その人物も認知症の可能性が高いと謂われています。

今回の事故では、後続とはいえ処置を行わずに逃げた容疑で逮捕されましたが、文中にある“人とは思わなかった”という証言の信憑性に疑いがあると思います。勿論、それ以前に目撃情報などから逮捕に至った訳ですが、85歳という年齢であれば一連の行動全体に何処まで信憑性があるか甚だ疑わしいです。

どれだけ矍鑠を自慢していても、85歳ともなれば真っ当な判断ができたとしても、そこに至るまでに時間を要します。若い人なら数秒で理解できることが数十秒、場合によっては1分間くらい要することもあるでしょう。

まだ家の中などの落ち着いた環境下であれば1分でも構いませんが、ハンドルを握るとなれば秒単位の判断を常に求められます。それに耐えうる体力と知力が85という年齢で兼ね備えているかといえば、とても思えないです。

今日まで自動車を運転できたのは過去に積み重ねてきた経験があったにせよ、度重なる偶然(幸運)が大いに助けていたと思います。然し乍ら、その偶然に頼り過ぎてしまえば何処かで必ず綻びが出て事故を起こすと思うのです。

例えば、今回の容疑者が今日に至るまでには何度かヒヤリ・ハットを体験していると思うのですが、その経験を運転に活かす=運転を止めるという判断にまで至らなかったとしたら、たとえ一度は思っても其の意識(教訓)を継続することができていなかったとしたら、やはり衰えが来ていたと思われても仕方がないでしょう。

然し乍ら、これから更に高齢化が進んでいくとなれば、早急に高齢者から強制的にでも免許や自動車を没収しない限り事故は激増するでしょう。互いが高齢者且つ認知症だった場合には真っ当な判断を何を以て行うか悩まされそうです😞