斯く語りき

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物を大切に使う気持ちは判りますが、人間が作るもの・人間そのものは100%ではありません

2019-10-23 23:45:00 | 社会部
恐らく火が出た炬燵は長年使用されてきたものではないでしょうか。炬燵というものは年間通して使うものではありませんから、きちんとメンテナンスをしているかがポイントになると思うのです。

そもそも炬燵は布団を掛けて使用するだけに埃が溜まります。況してや高齢夫婦であるとメンテナンスができていなかった・メンテナンスするという意識さえなかった可能性があります。冬場だけの使用であったとしても所謂“塵も積もれば何とやら”で相当な量の埃が蓄積していた可能性は大いにあるでしょう。

勿論、それ以外の原因も考えられます。配線コードが傷んでいるのに応急処置だけで使い続けた為にコードがショートして火が出て、それが布団に燃え移った可能性も否定できません。

斯く言う私の両親も、炬燵ではありませんが素人判断の応急処置で済ませてしまっているものがあり、なんとかしなければという気持ちはありますが、現時点で何もできていない有様です。

限りある資源なだけに、物を大切に使いたい気持ちは否定しませんが、やはり人間が作り出すものに100%はありませんから、使い続けても使うのを途中で止めたとしても軈て壊れてしまいます。

きちんと知識があり、メンテナンスを欠かさなければ使用することもできるでしょうが、それでも人間そのものも【衰え】が来てしまいますから必ず何処かの段階で実行できなくなってしまいます。

こうした部分からも、若い世代が極端に少なくなっている問題が重く伸し掛かってきます。若い世代が常に側にいる生活であれば彼らが新しいものに買い替える行動が行えますが、いまの状態では今後ますます同様な問題によって火事を引き起こしてしまうでしょう。

正直なところ、そう遠くない時期に高齢者は団地へ強制的に移動させられるでしょう。もうピンポイント的な手助けは不可能です。若い世代が仕事の効率を最優先する仕組みを受け入れざるを得なくなると思います😔