救助されたものの、その途中で滑落し亡くなったのは残念ではありますが、やはり78歳という年齢は毎日をリズム良く生活することで成り立っているだけに、遭難という事態は経験値があろうと体のリズムを狂わせてしまいますから、それが詰めの甘さ(咄嗟の判断力の鈍り)になってしまったのでしょう。警備隊と下山中、78歳が滑落死 ー 社会ニュース https://t.co/vCxByWtgMd
— 共同通信ニュース NEWSmart (@kyodo_newsmart) November 17, 2020
若い時から山に親しみ、幾度もタフな場面を乗り越えてきた身であれ、それが永遠に続く保証なんて何処にもありませんし、高齢という現実は如何に鍛えていても気力と体力を奪ってしまうものなんです。
相変わらず高齢者による遭難が跡を絶ちませんが、その度に警察が捜索にあたる現実を改めるべきだと思います。やはり若い世代が少なくなっている現実がある限り、何でもかんでも高齢者の為に働けとは言えません。そんな彼らの我儘の為に若い命が失われてしまったら本末転倒です。
私は以前から【昭和世代は平成世代が時代の中枢に入り実権を握ったらゴミの様に棄てられる】と書いてきましたが、若い世代が増えない現実も、彼らが満足な人生を送れていない現実も、その大部分は昭和世代の見込みの甘さが背景にあると思っています。私を含む昭和世代が人生を謳歌できたのは先の世代が道を拓いてくれたからであって、もし先代が何もしてこなかったら昭和世代なんて遥か昔に絶えていたでしょう。
あと十数年もしないうちに事前の入山連絡なしの遭難による救助には向かわないという法律ができるかもしれません。真っ当に考えれば人の死を何だと思っているんだと指摘されるでしょうが、支える側が少なくなれば否が応でも見捨てることに繋がってしまうんです。況してや老いては子に従えが歴史の原則なんですから、若い世代が生きていく為には仕方がない現実なんです😔。