日本は世界的にみてもIT関連の技術は発展していると思うのですが、今回の給付金のオンライン申請での手際の悪さや二重給付にしても、とても発展した国の行っていることとは思えません。結局、所謂“お上”や“親方日の丸”に都合が良い(=利権を得られる)だけで、実際のところは遅々として進んでいないことになります。【10万円 市が2196人に二重給付】https://t.co/dMd2TJcEZd
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) May 28, 2020
新型コロナ対策として全国民に一律10万円を給付する特別定額給付金を巡り、大阪府寝屋川市が993世帯の2196人に二重に振り込んでいた。市は二重に振り込んだ世帯に経緯を説明し、返金を呼びかける。
そもそも論として、どれだけ利便性が上がるシステムだとはいえ必ずしも万人が使えるとは限りません。特に日本はアナログ世代が幅を利かせているので、どれだけ扱える世代がいようともアナログ的な手法を同時並行しなければなりません。
こうした背景には、扱える世代と扱えない世代との間を取り持つシステムがない上にアナログ世代が拒絶反応を示していることもあると思います。勿論、全員が全員そうだとは言えませんが、彼らの側の大半は受け入れようとしないですし、それを改善させる為のシステムがありません。
もっと深堀りすれば、やはり日本の戦後に於ける【流行り物に国民の生活が合わせにいく】というスタンスが問題だと思うのです。基本が流行りという“水物”であれば明確な立ち位置が取れません。いつも何か新しいことを欲しがる傾向であれば、当然それに追い付けない人たちも出てくる訳です。
そんな状態で世界に君臨することが一時的に可能になっても所詮は根無し草ですから何かの拍子に躓いて倒れたら簡単には元に戻せません。バブル経済崩壊からの32年を振り返ってみれば、それは一目瞭然です。
本格的にITを使える様にするには相当な改善が必要でしょう。現状から天変地異などなく無難に時間を確保できたとしても最低200年は必要だと踏んでいます。約3世代の時を経なければITが国民全体に馴染むのは無理です。
現在の疲弊しきった社会や腐り切った政治を立て直すだけでも相当な労力と時間を要するのですから、それと並行してIT化を推し進めるとなれば、より多くの時間が必要になると思います。
然し乍ら、今回の新型コロナウイルスによる生活スタイルの変更が余計な遠回りをさせられることに繋がるのは避けられなくなりました。況してや10万円程度の給付金だけでこのゴタゴタぶりです。それが届く前に人生を大きく変更せざるを得なくなった人たちの動向も加味すれば、もうIT化を根付かせるのは無理かもしれません😩 。