もう日々の出来事の中で『人身事故』という言葉を見聞しない時がありません。完全に日常に組み込まれた形になっています。冷静に捉えれば異常事態なのに、それを当たり前の出来事として捉えてしまっています。【自殺者初の2万人割れ 速報値】https://t.co/u1Q8HuQV5E
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) January 17, 2020
厚生労働省は17日、2019年の自殺者数(速報値)が1万9959人(前年比881人減)だったと発表した。減少は10年連続で、2万人を下回るのは1978年の統計開始以来初めて。
勿論、鉄道会社としてもホームドアの設置を急いだり精神を落ち着かせるライティングを施したりしているのですが、それでも止めることができなくなっているのです。相当なことをしない限り、このトンネルから抜け出せなくなっているのです。
では、この現実を直すにはどうすれば良いか……それは私を含む大人たちが知恵を出していくことです。それしか術はありません。
いったい何のために大人がいるのか。
それは世の中の無理難題を解決させる為です。
大人たちが解決できなければ誰も解決なんてできないのです。世の中にはスーパーマンもヒーローもいません。そんなものは漫画やアニメの世界だけです。ところが、日本人はスーパーマンやヒーローが出てくることを望んでいる嫌いがあります。これでは永遠に解決なんてできません。
もう目を覚ますしか道がないのに、いつまで架空の存在を待望するのでしょう。それを待っていても世の中は悪くなるばかりです。そして気が付いた時には完全な手遅れなんですよ。
思うに、日本人にスーパーマンやヒーローを待望してしまう癖が付いてしまったのはテレビの影響が大きいです。テレビでは昔からヒーローが悪者をやっつける所謂“世直しもの”が盛んに放送されてきました。
そうした世直しものは筋書きがあることなのですから解決して当然なんです。然し乍ら、我々が生きている世の中での世直しには筋書きなんて存在せず、常に自分たちで解決していくしかないんです。
ところが、普段から出来上がった世直しものばかり見ているので実際の問題に気が付かない訳です。否、そんな話なんて有り得ないと勝手に解釈してしまうんです。これでは当事者は堪ったものではありません。
どれだけ視聴率が良かろうが、えげつない程に刑事ドラマばかりを昼間に放送している局がありますが、それだって冷静に考えれば異常なんですよ。そればかりを見て、その中で溜飲を下げる癖が付いてしまったら世の中の問題に疎くなるのは当然です。
政治も無関心か適当、世の中の問題にも上の空では、現状からの脱出は無理です。そして其れは人間として最も恥ずべき現実です😩 。