何百年、何千年の昔からそうであったであろうように、これからも年々いくつかの台風が日本を襲うことはずっと続くにちがいない。
それはいわば、日本人としての宿命のようなものであろう。
だとすれば、その宿命は甘んじて受けなくてはいけない。
いたずらに台風を恐れ、それが来ないように願うというのでなく、台風は当然来るものだという覚悟をきめ、それに対する万全の備えをしなくてはならない。
経営の神様と言われた、松下幸之助さんの「新国土創成論(1976年発刊)」。
確かに、日本という地球上の場所に生まれ、暮らしている限り、夏から秋にかけての台風とは付き合わなくてはならないですね。
日本は地震も多いですが、地震と違って台風や大雨などはある程度来ることは事前に予想できています。
たとえ、それが外れたとしても、対策準備をすることで、減災はできると思います。
ちょうど、9月1日は、1923年9月1日に発生した「関東地震」によって南関東および隣接地で大きな被害をもたらした、いわゆる「関東大震災」が発生した日であり、明治以降のでは最大の被害(住家被害は全半壊・焼失・流失・埋没など約30.3万戸、死者・行方不明者は推定約10.5万人)の日であるとともに、暦の上では「二百十日(にひゃくとうか)」に当たり、台風シーズンを迎える時期でもあり、また、1959年9月26日の「伊勢湾台風」によって、戦後最大の被害(全半壊・流失家屋約15.3万戸、浸水家屋約36.4万戸、死者4,700人、行方不明401人、傷者3万8,917人)を被ったことが契機となって、地震や風水害等に対する心構え等を育成するため、「防災の日」が創設されました。
ちなみに、二百十日は暦の上で雑節の一つとして、立春から数えて210日目の日。太陽暦では9月1日ころにあたり、220日目の二百二十日とともに台風が来襲しやすい厄日とされています。
それはちょうどこの時期が稲の開花期にあたり(最近は稲が改良されたことにより開花期が早いものもある)、台風が来襲すると稲作に大きな損害を被ることを警戒する目印にした日とも考えられます。
ただ、統計的にはこの日に台風が来襲しやすいというわけではなく、台風期を控えての警戒期と考えられます。
それはちょうどこの時期が稲の開花期にあたり(最近は稲が改良されたことにより開花期が早いものもある)、台風が来襲すると稲作に大きな損害を被ることを警戒する目印にした日とも考えられます。
ただ、統計的にはこの日に台風が来襲しやすいというわけではなく、台風期を控えての警戒期と考えられます。
ちなみに、広辞苑には「防災」とは、「災害を防止すること」と掲載されていますが、災害対策基本法では、「災害を未然に防止し、災害が発生した場合における被害の拡大を防ぎ、及び災害の復旧を図ることをいう」と定義しています。
なお、広辞苑に「防災」という語が載せられたのは、1969年5月の第二版第一刷からです。
なお、広辞苑に「防災」という語が載せられたのは、1969年5月の第二版第一刷からです。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
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