気象庁が発表している、1951年〜2023年第17号までの日本列島に上陸した台風情報から、中心気圧の低さをもとに算出した台風ランキングです。
日本では「中心付近の気圧」をもとに台風の強さを表したりしていますが、その上陸時の中心気圧が低い(=強い)台風です。
順位:台風番号 / 中心気圧 / 上陸日 / 上陸場所
1位:6118 / 925hPa / 1961年9月16日 / 高知県
2位:5915 / 929hPa / 1959年9月26日 / 和歌山県
3位:9313 / 930hPa / 1993年9月3日 / 鹿児島県
4位:5115 / 935hPa / 1951年10月14日 / 鹿児島県
5位:2214 / 940hPa / 2022年9月18日 / 鹿児島県
1位:6118 / 925hPa / 1961年9月16日 / 高知県
2位:5915 / 929hPa / 1959年9月26日 / 和歌山県
3位:9313 / 930hPa / 1993年9月3日 / 鹿児島県
4位:5115 / 935hPa / 1951年10月14日 / 鹿児島県
5位:2214 / 940hPa / 2022年9月18日 / 鹿児島県
5位:9119 / 940hPa / 1991年9月27日 / 長崎県
5位:7123 / 940hPa / 1971年8月29日 / 鹿児島県
5位:6523 / 940hPa / 1965年9月10日 / 高知県
5位:6420 / 940hPa / 1964年9月24日 / 鹿児島県
5位:5522 / 940hPa / 1955年9月29日 / 鹿児島県
5位:5405 / 940hPa / 1954年8月18日 / 鹿児島県
5位:7123 / 940hPa / 1971年8月29日 / 鹿児島県
5位:6523 / 940hPa / 1965年9月10日 / 高知県
5位:6420 / 940hPa / 1964年9月24日 / 鹿児島県
5位:5522 / 940hPa / 1955年9月29日 / 鹿児島県
5位:5405 / 940hPa / 1954年8月18日 / 鹿児島県
※気象庁の発表資料の「台風番号」とは、上2桁が西暦年の下2桁、下2桁がその年の台風として発生した順を示しています。例えば、2024年の台風10号の場合、「2410」となります。
1位は1961年に高知県に上陸して大きな被害をもたらした、通称「第2室戸台風」、2位はあの「伊勢湾台風」。
参考記録(統計開始以前)
室戸台風 / 911.6hPa / 1934年9月21日 / 高知県(室戸岬観測値)
枕崎台風 / 916.1hPa / 1945年9月17日 / 鹿児島県(枕崎観測値)
通常の状態の「1気圧」は「約1,013hPa」。この数値が低いと低気圧、高いと高気圧。低気圧になりますと、海水を吸い上げて雨雲をつくり、空気を吸い込んで強い風を吹かせます。
室戸台風 / 911.6hPa / 1934年9月21日 / 高知県(室戸岬観測値)
枕崎台風 / 916.1hPa / 1945年9月17日 / 鹿児島県(枕崎観測値)
通常の状態の「1気圧」は「約1,013hPa」。この数値が低いと低気圧、高いと高気圧。低気圧になりますと、海水を吸い上げて雨雲をつくり、空気を吸い込んで強い風を吹かせます。
925hPa/気温30℃で計算しますと、標高約815m。私の住んでいるところと同じだ・・・。
一般的というか、気象庁などは台風の勢力を分かりやすく表現する目的などから、台風は「強さ」と「大きさ」によって階級が定められ分類されています。
強さによる分類は、国際的には世界気象機関 (WMO) が規定する分類法が使用されていますが、それに準じた多少差異のある分類法も熱帯低気圧の等級のようにいくつか使用されていて、同じ台風でも気象機関によって異なるレベルに分類されています。
強さによる分類は、国際的には世界気象機関 (WMO) が規定する分類法が使用されていますが、それに準じた多少差異のある分類法も熱帯低気圧の等級のようにいくつか使用されていて、同じ台風でも気象機関によって異なるレベルに分類されています。
米軍の合同台風警報センター (JTWC) では1分間平均の最大風速、日本の気象庁では10分間平均の最大風速によって分類。
たとえば同じ台風の同じ時間の観測でも、合同台風警報センターが台風の強度と判断しても、日本では強い台風の強度ではないことも。
これは、計測方法の違いが大きく、1分間平均風速は10分間平均風速よりも約1.2倍大きくなるためでもあります。
順位:台風番号 / 最大風速 / 観測地点
1位:6523 / 69.8m/s / 高知県室戸岬
2位:6618 / 60.8m/s / 沖縄県宮古島(第2宮古島台風)
3位:6118 / 56.7m/s / 滋賀県伊吹山(第2室戸台風)
4位:1521 / 54.6m/s / 沖縄県与那国島
5位:7705 / 53m/s / 沖縄県石垣島
参考記録(統計開始以前)
1942年 / 不明 / 60m/s / 長崎県雲仙岳
1位:6523 / 69.8m/s / 高知県室戸岬
2位:6618 / 60.8m/s / 沖縄県宮古島(第2宮古島台風)
3位:6118 / 56.7m/s / 滋賀県伊吹山(第2室戸台風)
4位:1521 / 54.6m/s / 沖縄県与那国島
5位:7705 / 53m/s / 沖縄県石垣島
参考記録(統計開始以前)
1942年 / 不明 / 60m/s / 長崎県雲仙岳
台風は雨の被害も大きいですが、風の被害も広範囲で死傷者や倒壊数にも影響するため、その動きを把握しておくことが大切です。60m/秒の風を時速になおすと、100km/時を超えます。高速道路を走る自動車や列車並みの速さということになるのです。
風速は10分間の平均の風速を表します。そのため、実際にはもっと強い風が吹くこともありますので、暴風が予想されるときは、何よりも生命を守ることが第一。
風速は10分間の平均の風速を表します。そのため、実際にはもっと強い風が吹くこともありますので、暴風が予想されるときは、何よりも生命を守ることが第一。
なお、台風の基準となる風速17.2m/s以上では風に向かっては歩けなくなるとのこと。
つまり、いかに危険かはかんたんに想像できます。
今回の2410(台風10号)ですが、2024年8月29日の午前8時ころに鹿児島県薩摩川内市付近に上陸。
このときの気圧が何と935hPa。これは、過去に災害をもたらせた台風では歴代4位。
最大風速は鹿児島県枕崎市で51.5m/sを観測。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。