島根県(しまねけん)は日本都道府県中で47番目に有名な県といわれています。最近ではその47番目の地位を生かしてさらに有名になりつつあります。秘密結社鷹の爪団の支部があると言われています。
場所を改めてGoogle Mapで調べますと、島根県は鳥取県の左側にありました。南は広島県、西は山口県に接しています。ちなみに、北は日本海を挟んで韓国に接しています。東京の若者に「島根県の位置を、この日本地図で示してください」といった質問をしたところ、52%が鳥取県の場所を指したそうです。人によっては「鳥根県」と書き間違えることもあるらしいです。簡単に覚える方法としては、「長い方が島根」というものがあります。一般的には「鳥取県の左が島根」といわれますが、そもそも、鳥取県の場所がわからなければ無意味です。ただ、このことに関して他県の人は関心がなく、山陰と括って呼称することが多いです。そうなる一例として、メディアでいえば、BSS山陰放送、山陰中央新報、FM山陰などひとからげだったりします。
人口は68.5万人(2017年)と、とても県の人口とは思えないくらい少ないのですが、まだまだ下には下がいます。それでも、過疎が激しく、公立大学は県の東西に1校ずつのみ、私立大学は1校もないため(専門学校はある)、 山陽や関西など県外に若い世代が移っているのが現状です。
そんなこともあり、島根県では4年前から東京や大阪などで合同説明会を開催し、県立高校が県外生を募集しています。昨年度は184人、今年度は179人が入学しています。もともと、島根県には1つの市町村に1つの高校しかない地域が多いです。今後、少子化が進んだりして、その高校がなくなってしまうと、自治体の存続にも大きく関わることになります。その対策として生まれたのが、県外から生徒を集める、この施策です。これがいくつかの学校で行われ、現在は県も支援するようになったのです。
積極的に“留学生”を受け入れているのは19校です。地元の生徒でも通学が大変な山間地域などにある高校には、寮が併設されていることもあり、留学生も多くが寮生活を送りながら学校に通っているそうです。
メリットとしては、都市部と比べて生徒数が少ないため、生徒は少人数クラスでじっくり学ぶことができ、教師との距離が近く、地域と関わる授業もが多くできます。学校によっては、地域資源を活用してビジネスを起こす授業や、職場体験授業など、地域の企業やNPOなどと連携したさまざまなカリキュラムが豊富です。そういう教師と生徒、地域が三位一体となり、授業を重ね、寮生活を送るうちに、自立心が育むことが、「しまね留学」の魅力だそうです。
県内、県外の生徒が交わることで、生徒たちはお互いに新しい価値観に触れ合い、刺激を受けながら成長して行く。県外から来た生徒は卒業後、地元に戻ったり、別の地域に移って進学や就職をしたりすることも多いそうですが、中には島根大に進学してくれる生徒もいるとのことです。
競争による偏差値教育に縛られがちな都会の学校よりも、生きていくのに必要なことがたくさん吸収できそうです。
ちなみに、島根県は人口が少ないので、有名人の数自体も少ないと思いますが、竹内まりやさん(出雲市)、江角マキコさん(出雲市)、佐野史郎さん(松江市)、プロテニスプレーヤーの錦織圭選手(松江市)も出身者でです。あとは、クリス松村さんも、生まれてから45歳まで出雲国で育った、と主張しています。さらに、ミヤネ屋さんも生まれ育ちともに島根だそうです。
プロ野球では、大野豊さん(元広島東洋カープ/出雲市)、佐々岡真司さん(元広島東洋カープ/浜田市)、梨田昌孝(元東北楽天ゴールデンイーグルス監督)、和田毅選手(福岡ソフトバンクホークス)、などプロ野球の名選手は突発的に現れます。
また、プロ野球選手においての関連性として、太平洋の向こうで活躍中であるイチロー選手の奥さんも島根県出身なのです。奥さん繋がりでは、さだまさしさんの奥さんも島根出身なのです。
ただ、島根県は自称バスケ王国であり、プロバスケットボールチーム島根スサノオマジックを発足させたのですが、読売ジャイアンツ並みの戦力補強、元日本代表監督の招聘など金をかけた割に成績が振るわず、信州ブレイブウォリアーズとともにB2リーグにいます。