東海地区大学野球の2018年春季岐阜県リーグは最終週となりました。
最終週第1日 中部院大2季連続優勝
KYBスタジアムで1回戦2試合が行われ、首位の中部学院大は1-2で朝日大に敗れたものの、優勝争いをしていた中京学院大が岐経大に0-11で敗れたため、中部学院大の2季連続13度目の優勝が決まりました。
朝日大は2回、1アウト満塁で内野ゴロの間に先制。3回も併殺打の間に加点。先発ピッチャーが5安打1失点で完投しました。中部学院大は6回のタイムリーで追い上げたもののが、1年7カ月ぶりに登板した一昨年の最多勝ピッチャーらの小刻みな継投も実りませんでした。
岐経大は2回1アウト一・二塁から連続タイムリーで2点を先取。7回にも3点2ベースでリードを広げると、9回は打者一巡の猛攻で6点を奪い圧倒しました。先発ピッチャーは7回までノーヒットで抑えるなど、1安打完封しました。中京学院大は打線が沈黙してしまいました。
最終週第2日 中京院大敗れ3位
KYBスタジアムで2回戦2試合が行われ、岐経大が6-3で中京学院大を下し、勝ち点2で終えました。2季連続優勝を決めている中部学院大は朝日大に3-2で、1勝1敗のタイとしました。
岐経大は1回に先制2ベース、2回にタイムリーヒットと3ランホームランで5得点。先発ピッチャーが7回1/3を3失点と好投しました。中京学院大は終盤にタイムリーヒットなどで追い上げましたが、序盤の失点が響きました。
中部学院大は4回に犠牲フライで先制。同点とされた直後の7回は2ベースを足場にタイムリーで勝ち越し。9回にもタイムリー2ベースでリードを広げました。朝日大は9回に1点差に迫りましたが、及びませんでした。
最終週第3日 朝日大が勝ち点3
大野レインボーで3回戦1試合が行われ、朝日大が優勝校の中部学院大を4-2で下し、勝ち点3を得ました。
朝日大は4回、2アウトからのチームヒットを足場に、内野安打で先制。5回と7回にタイムリー2ベースで加点すると、9回にも得点し、リードを広げました。先発ピッチャーは5回1アウトまで完全に抑え、6回を1失点と好投しました。中部学院大は8回にタイムリーで一時は1点差としましたが、5安打に抑えられ、投手陣も踏ん張れませんでした。
優勝した中部学院大は東海地区春季選手権(5月26日・静岡市清水庵原球場)で三重県代表の四日市大、静岡県代表の日本大国際関係学部との3校リーグに臨み、優勝校が全日本選手権(6月11日から、神宮ほか)に出場します。
順位
優勝 中部学院大
2位 岐阜聖徳学園大
3位 中京学院大
4位 朝日大
5位 岐阜経済大
6位 岐阜大
個人タイトル
最優秀賞選手賞:高杯翼(中部学院大)
最優秀投手賞:若山蒼人(中部学院大)
優秀選手賞:長島彰(中京学院大学)
新人王:藤本舜(中部学院大)
打撃タイトル
首位打者 .513:小濱優磨(岐阜経済大)
盗塁王 7個:藤本舜(中部学院大)
打点王 10打点:高杯翼(中部学院大)
本塁打王 2本:下平勇郁多(中京学院大)、高杯翼(中部学院大)、柴山貴斗(岐阜聖徳学園大)、新井勝寛(中部学院大)、廣部就平(中部学院大)
ベストナイン
投手 長島彰(中京学院大)
捕手 大山潤(岐阜聖徳学園大)
一塁手 高橋駿(岐阜聖徳学園大)
二塁手 小濱優磨(岐阜経済大)
三塁手 喜友名泰人(岐阜経済大)
遊撃手 該当者なし
外野手 藤本舜(中部学院大)、藤田雄也(中京学院大)、前田悠太(朝日大)
指名打者 小松多聞(朝日大学)