「男は強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」
東京郊外に暮らし、勉強も運動も苦手。出来れば楽をして平和な日々を過ぎして生きて行きたいと考えている少年・野比のび太。
ジャイアンやスネ夫たちとは遊ぶ時も野球をする時も、何かと誘われます。でも、のび太はジャイアンやスネ夫によくいじめられています。
のび太は、どんな相手に対しても心の底から憎んだり存在を否定するような言動は取りません。でも、彼は人間(?)ですから、時には人を憎んだり、ケンカすることがあります。でも、最後には、本気で実行することが出来ません。
それは上下関係云々と言う言うことではなく、本音を言い合える友達だからこそ、意見も身体もぶつけ合うことが出来るのではないかと考えます。芯は強いのだと(打たれ強いところもあります)。それは、いろいろなエピソードからもうかがい知ることが出来ます。
のび太は人の心を思いやる気持ち、相手の心を読み取る感性も持ち合わせています。そんな優しさがのび太と仲間たちの結束させている接着剤のような役割を果たしていることでしょう。
これは自分の身の回りのことでも同じですよね。協力者や理解者を増やしたり、今居る場所(組織で合あったり、グループであったり)を魅力あるものに変えたりすることなどがあると考えます。
しずかちゃんが結婚前夜に不安になっていた時、しずかちゃんのお父さんの一言がのび太という人間をよく表しています。
「のび太くんを信じなさい。のび太くんを選んだきみの判断は正しかったと思うよ。あの青年は人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ。それがいちばん人間にとって大事なことなんだからね」
他人から優しくされることは誰でも嬉しいことです。
でも、男だったら、他人から優しくされるのを待つより、自分から他人に優しさを与えたいものです。
それが出来れば、それがいつしか自分へと繋がって来ます。
のび太が夢を叶えたようにです。
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