私のブログにお越しいただいてありがとうございます。新型コロナウイルスによってお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、罹患された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また、どうか、みなさまとご家族、関係者の方がご健康であっていただければと思っております。1日でも早く流行が終息の方向に向かうことを願っております。
さて、我が家の「ごちそう・ウイーク(GW)」第4弾です。観光目的での遠出ができませんので、せめて「いい旅・夢気」とさせてくれるようなものです。
本日、ご紹介するのは、JR東日本信越本線の横川駅(群馬県)にある「おぎのや」さんから発売されている、日本を代表する大人気駅弁「峠の釜めし」(1100円)です。この峠の釜めしは駅以外でも販売されており、この連休中は近くのスーパーでも販売されています。
1958年から販売を始めた名物駅弁で、現在でも変わらぬ美味しさが受け継がれています。この峠の釜めしは4代目社長の高見澤みねじさんが、自らホームに立ち、旅行者ひとりひとりの駅弁へのご意見・想いを聞いて回り、「温かくて、家庭的な楽しい お弁当が求められている」との結論に至りました。
そこで、当時、お弁当と一緒に販売されていた陶器製の緑茶の土瓶に着目。陶器は保温性にも優れており、匂いも移らないため、「暖かい」「楽しい」という要望を解決でき、益子焼(栃木県)の職人に相談し、一人用の釜を作成してもらい、「峠の釜めし」が誕生しました。
当時、温かいまま食べられる峠の 釜めしは、常識をくつがえす画期的な駅弁であり、雑誌に掲載されたこともあって爆発的に売れました。さらに 1962年、自動車旅行の増加にあわせて、「峠の釜めし・ドライブイン(現;横川店)」を開設。今でも各店舗には観光バスが到着・出発する際に、 深々とお辞儀をする目迎・目送が行われ、店内で旅の疲れを癒すやすらぎと味わい深い思い出を提供しています。
1997年の長野新幹線(現;北陸新幹線)開業に伴い、信越本線の横川駅~軽井沢駅間が廃止となり、横川駅での販売数はかなり減ってしまっていますが、ドライブインでの販売や横川駅以外の駅での販売を増やしています。
もちろん、以前、購入したことのある店舗では温かい状態で販売されていましたが、今回は持ち帰る途中でちょっと冷めてしまいましたが、電子レンジや湯せんで温めることができます。
中身は、自家精米したコシヒカリを利尻昆布と秘伝の出汁で炊きあげたもの。ほんのりと醤油風味の炊き込みご飯になっています。その上に、鶏肉、ごぼう、椎茸、筍、グリーンピース、くり、うずらの卵、あんずなどの具材が盛り付けられています。
素朴で懐かしい昔ながらの味わいです。別容器に、なす、きゅうり、梅干し、わさび漬けなどの漬け物が詰められています。さらに、今回は「かりん飴」をおまけにつけてくれました。食べたあとの容器を使ってご飯を炊くこともできます。
小さな器に詰められたお弁当は、旅の楽しみの一つですが、今は自宅で旅気分を楽しむこととしておきたいですね。
ごちそうさまでした。
「Tomorrow is another day」
映画「風と共に去りぬ」の最後のシーンのセリフです。これは、「明日は今日とは別の日」という意味です。
同じように、「昨日は今日とは別の日」です。昨日よりも今日をいい日にするために、そして明日のために大切に過ごしましょう。
そして、また、明日、ここで、お会いしましょう。